BlueMeme、サーバレス技術を用いたID管理統合プラットフォーム「Auth0」を提供:オンプレミス/クラウドに対応、さまざまな認証基盤を1つに包括
BlueMemeは、IDアクセス管理プラットフォーム「Auth0」の提供を2017年5月に開始する。シングルサインオンや、SNSを利用したソーシャルログインといった各種認証アクセスを統合管理できるようにする。
BlueMemeは2017年4月27日、サーバレス技術を用いたIDアクセス管理(IAM)プラットフォーム「Auth0」の提供を2017年5月に開始すると発表した。
Auth0は、米Auth0が開発した複数アプリケーションの認証アクセスを管理する統合プラットフォーム。SAML(Security Assertion Markup Language)やOpenID Connect、OAuth、WS-Federationといったプロトコル、Active Directory(AD)、LDAP、Azure Active Directory(Azure AD)、Active Directory フェデレーションサービス(ADFS)、Office 365、Google Apps、Pingなどのディレクトリサービスに対応し、Auth0の管理コンソールでこれらのプロトコルやサービスを連携させることで、認証基盤を1つに包括できる。従業員が社内ツールを使う際のシングルサインオンやや、SNSを利用したソーシャルログインといった各種の認証アクセスを一元管理できる。
Auth0は、あらかじめ用意されているルールに基づく認証アクセス管理方法であれば、コードを記述することなく大概の連携設定ができる点をポイントとする。もちろん、JavaScriptやC#を用いて、独自のルールや、独自の認証データベースを利用することも可能。Google AuthenticatorやDuoによる多要素認証(MFA)の他、プッシュ通知や、Auth0製のモバイルアプリによるワンタイムパスワードなども利用できる。独自の生体認証デバイスと連携させることもできる。
この他、怪しいIPアドレスからのアクセスや、漏えいしたパスワードによるアクセスをブロックする機能、電子メールで通知する機能なども備える。
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