ミランティス、「Docker」「Kubernetes」対応の技術認定試験を開始:コンテナ技術者育成ニーズに対応、集中トレーニングコースも
ミランティス・ジャパンがDockerとKubernetesのトレーニングコースと認定試験の提供を開始。トレーニングコースはこれらの技術を初めて扱う技術者を対象に、2日間で基礎的な内容を学べる。認定試験は実践に沿った演習をベースに、実務に必要な知識を備えているかどうかを認定する。
ミランティス・ジャパンは2017年5月12日、コンテナ管理ソフトウェア「Docker」とその管理ツール「Kubernetes」のトレーニングコースと認定試験の提供を開始すると発表した。
トレーニングコースでは、DockerとKubernetesを初めて扱う技術者を対象に、2日間でコンテナ技術の基礎から、DockerとKubernetesによる運用、管理の基本的な知識を学べる。実践を重視し、実習中心の構成としており、デプロイメントの自動化、スケーリング、コンテナ化アプリケーションの管理、運用を含む基礎的な領域をカバーする。併せて、「Mirantis Cloud Platform」を軸にしたKubernetesに関する基礎知識についても触れる。なおMirantis Cloud Platformは、クラウド構築ソフトウェア「OpenStack」とKubernetesを統合した、ミランティスが提供するDocker商用ディストリビューションである。
認定試験は、DockerとKubernetesの活用を軸に、コンテナ管理と運用技術の習得度を評価するもの。設問は30で、試験時間は3時間。ベンダーに依存しない内容とし、受験者にそれぞれ試験環境を割り当てて、ハンズオン形式で実施する。実際にDockerやKubernetesを用いたコンテナ環境を構築し、その内容で認定の合否を判定する。
価格は、トレーニングコースが14万円(税別、以下同)、認定試験が4万5000円/回。3日間の日程でトレーニングと認定試験を同時に実施するコースも用意する(価格は17万円)。初回は、トレーニングコースが2017年6月20日〜21日、認定試験が2017年6月22日に行われる。
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