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2024年は「AIでメインフレームが再評価される年」に? キンドリルがレポートを発表:懸念は「スキル不足」と「セキュリティ」
キンドリルジャパンは「メインフレームモダナイゼーション状況調査レポート」を発表した。メインフレームを含むIT資産を変革し、新たな価値を引き出そうとする動きが加速している。
キンドリルジャパンは2024年9月11日、「メインフレームモダナイゼーション状況調査レポート」を発表した。この調査は500人のビジネスとITのリーダーを対象に、メインフレームの動向について調査した結果をまとめたもの。それによると「2024年はメインフレームにおいてAI導入の年になる」という。
モダナイゼーションでROIが急上昇している企業も
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