ニールセン、Twitter対応の「デジタル広告視聴率」サービスを日本でも開始:Twitterとの協業を拡大、デジタル広告効果を計測
ニールセン デジタルがTwitter対応のモバイル広告視聴率測定サービスを開始。テレビの視聴率計測と同様に、Twitter上の広告が意図したユーザーにどれだけ効果的に到達したかを計る。
米ニールセン デジタルは2017年5月17日、同社のデジタルマーケティングサービス「ニールセン デジタル広告視聴率(Nielsen Digital Ad Ratings)」によるTwitterモバイル広告の効果測定を日本でも開始したと発表した。同サービスは米国で先行開始。今回、日本を含む世界23市場も対象に加えた。
ニールセン デジタル広告視聴率は、Twitterモバイルアプリプラットフォーム上で展開されるキャンペーンや広告に対し、テレビの視聴率と同様に、年齢や性別ごとの視聴者数、ユーザー到達率、アクセス頻度、GRP(Gross Rating Point:延べ視聴率)などの指標を算出するもの。具体的には、Twitter上の広告が、意図したユーザーにどれだけ効果的に到達したかを測定する。
モバイル向けデジタル広告の出稿額が増える中で、広告主や広告代理店、媒体社に対してTwitterキャンペーンに関する独立した第三者測定指標を提供することを目的にする。米Twitter Market Insight&Analytics担当副社長を務めるジェフリー・グラハム氏は、「スマートフォンの利用者が増え、それに応じてデジタル広告費、モバイル広告費の割合も増加している。広告主に向け、Twitter上でのマーケティングの効果を理解してもらうことがこれまで以上に重要になっている。当社は広告効果の透明性を提供し、広告主のマーケティング目標を達成できるように、ニールセンとの協業を拡張した」と協業の理由を述べている。
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