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Forguncy 3の新機能「Excelデータの一括インポート」「PDFエクスポート」「セル分割」を試してみる特集: Forguncy 3新機能解説(2/3 ページ)

Excelライクな操作性で簡単にWebアプリを作成できることで有名なForguncyの最新バージョンにはどんな機能が追加されたのか、目玉機能を幾つか見てみよう。

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Forguncy 3で追加された機能

 Forguncy 3には50以上もの新機能があるので、それら全てを紹介するのは難しい。詳細については「更新履歴」ページを参照していただくとして、ここでは新機能を3つ紹介していこう。

Excelデータの一括インポート

 Forguncyではこれまで、Excelのデータを基にテーブルやページを作成することが可能だった。つまり、ワークシートをそのままForguncyで使用するデータ(テーブル)として取り込んだり、ワークシートを使って作られたUIをForguncyのUI要素(ページ)として取り込んだりできるようになっていた。

 ここでいう「Excelデータの一括インポート」とは、実行中のForguncyアプリでExcelデータを一括で取り込む機能のことだ。Forguncyで作成したアプリが完成して実際に運用されているという場合に、この機能を使うことで、何らかのイベントなどで新たに大量のデータが作成されたような場合に、リストビューに対して、それらのデータを直接入力できる。

 例えば、最初のページで見たアプリには[一括インポート]ボタンが用意されていた。このボタンを使って、ForguncyアプリでExcelデータを一括インポートできるようにしてみよう。

[一括インポート]ボタン(赤枠内)
[一括インポート]ボタン(赤枠内)

 まずは、先ほどのアプリで使用していたテーブルがどんなものかを確認しておく。

このアプリで使用しているテーブル
このアプリで使用しているテーブル

 ID/名前/住所/電話番号の列のみを持つ非常に単純なものであり、リストビューにはその全てのデータを表示していた。要するに、[一括インポート]ボタンをクリックすると、この形式(IDは除く)で保存されているExcelのワークシートを読み込んで、リストビューにデータを追加したいということだ。展示会やアンケートで、このようなデータを収集して、ワークシートに入力しておくということはよくあるだろう。何の苦労もなく、それらのデータをWebアプリに取り込むのが目的だ。

 [一括インポート]ボタンを選択して、[セル型]タブの[コマンド]リンクをクリックすると[コマンド]ダイアログが表示される。そして[コマンドの選択]ドロップダウンの一番下にある[Excelインポート]を選択する。

[Excelインポート]を選択する
[Excelインポート]を選択する

 すると、次のような表示に切り替わるので、インポート先のリストビュー(ここでは[リストビュー1]のみがある)と、リストビューに表示される要素とExcelワークシートに保存されているデータとの対応関係を指定してやる。

インポート先のリストビューとワークシートに保存されたデータとの対応を指定
インポート先のリストビューとワークシートに保存されたデータとの対応を指定

 必要なことはこれだけだ。ここでは以下に示すワークシートがあるものとしよう。

インポートするデータ
インポートするデータ

 アプリを実行して、[一括インポート]ボタンをクリックすると、[開く]ダイアログが表示されるので、Excelファイルを指定すると、瞬時にデータのインポートが終わる。

リストビューにデータがインポートされた
リストビューにデータがインポートされた

 次にPDF形式での帳票出力とセル分割機能について見てみよう。

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