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簡単なサーバレスアプリ構築で分かるAWS Lambdaの実装方法の基本AWS Lambdaで始めるサーバレスアーキテクチャ入門(2)(2/2 ページ)

システム開発の常識を覆す「サーバレスアーキテクチャ」について「AWS Lambda」を使って構築方法を学ぶ連載。今回は、サンプルとなるサーバレスアプリケーションの構築を例にAWS Lambdaの実装方法の基本を解説します。

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Lambda関数のテスト

 作成したLambda関数のテストを行います。

 まず、sample-upload-bucketに適当なコンテンツをアップロードします。ここでは、S3 Bucketの直下にsample.txtというコンテンツをアップロードします。

 続いてLambda関数のコンソール画面で、先ほど作成したLambda関数を選択し、「アクション」→「テストイベントの設定」とクリックします。サンプルイベントテンプレートを「S3 Put」とし、S3 Bucketの名前とコンテンツのkeyを以下のように修正します。

  "s3": {
    "configurationId": "testConfigRule",
    "object": {
      "eTag": "0123456789abcdef0123456789abcdef",
      "sequencer": "0A1B2C3D4E5F678901",
      "key": "sample.txt",
      "size": 1024
    },
    "bucket": {
      "arn": "arn:aws:s3:::mybucket",
      "name": "sample-upload-bucket",
      "ownerIdentity": {
        "principalId": "EXAMPLE"
      }
    },
    "s3SchemaVersion": "1.0"
  }
6行目と11行目

 テンプレートの修正が完了したら、「保存してテスト」をクリックします。すると、画面の下部に実行結果が表示されるので確認します。「complete!」と表示されていたら処理が完了しています。

 実行結果の画面ではLambda関数の処理時間や使用したメモリを確認することもできます。


図9 実行結果

 sample-copy-bucketの直下にsample.txtがコピーされていることを確認し、Lambda関数のテストは終了です。

イベントトリガーの設定

 最後にS3 Bucketのイベントトリガーを設定します。

 Amazon S3のコンソール画面からsample-upload-bucketを選択後、「プロパティ」→「Events」とクリックします。今回はコンテンツのアップロード時にLambda関数を実行させたいので、イベントの種類は「Put」を選択し、送信先に先ほど作成したLambda関数を指定します。ここでは「sample-event」という名前でイベントトリガーを設定しました。


図10 イベントトリガー

 以上でサーバレスアプリケーションの構築は完了です。

テスト実行

 では、構築したサーバレスアプリケーションをテストしてみます。

 Amazon S3のコンソール画面で、sample-upload-bucketに適当なコンテンツをアップロードします。ここでは画像ファイル「sample-image.jpg」をアップロードします。


図11 sample-upload-bucket

 すると、sample-copy-bucketに同一のファイルがコピーされました。


図12 sample-copy-bucket

次回は、AWSとSlackとGitHubを連携させた実用的なサーバレスアーキテクチャ

 今回はサンプルとなるサーバレスアプリケーションの構築を例にAWS Lambdaの実装方法を解説しましたが、いかがだったでしょうか。

 次回はAWSとSlackとGitHubを連携させたより実用的なサーバレスアーキテクチャの構築方法について解説していきます。お楽しみに。

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