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パーソルがOracle Exadata導入時の開発/テスト環境として「Oracle Database Cloud Service」を活用。その評価は?Exadata Cloudも利用。今後は他のサービスも積極活用へ(1/3 ページ)

パーソルホールディングスは、データベース基盤の容量や性能面の不足を解決するためにOracle Exadataへと移行する際、開発/テスト環境として「Oracle Database Cloud Service」や「Oracle Database Exadata Cloud Service」を活用した。このプロジェクトを主導した同社の佐藤隆一氏が、両サービスの評価を語った。

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DB基盤の容量/処理能力が不足! その解決策としてOracle Exadataを導入


パーソルホールディングス グループIT本部 GITインフラ部 システムインフラ室の佐藤隆一氏

 データベース基盤の性能向上などを目的にOracle Exadataを導入する企業の間で、アプリケーションの開発/テスト環境としてパブリッククラウドサービス「Oracle Database Cloud Service」や「Oracle Database Exadata Cloud Service」を活用する動きが拡大している。人材ビジネス大手のパーソルホールディングスも、そうした企業の1社だ。2017年8月に開催された「Oracle Database Leaders Club Tokyo」における講演「クラウドファースト宣言!クラウド活用による開発効率向上への挑戦〜Exadata Cloud 使ってみました〜」において、同社グループIT本部 GITインフラ部 システムインフラ室の佐藤隆一氏が、Oracle Exadataの導入に際して両サービスを活用した結果を報告した。

 2017年7月にテンプホールディングスから商号を変更し、新たなスタートを切ったパーソルホールディングス。Appleの共同創業者であるスティーブ・ウォズニアック氏、そして86歳の現役モデルとして知られるカルメン・デロリフィチェ氏が出演して話題となった同社の広告を記憶している方も多いだろう。テンプスタッフをはじめ傘下にさまざまな企業を抱える同社グループの事業領域は幅広く、「派遣・BPO」「リクルーティング」「海外事業」「コンサルティング/リサーチ/研修/その他」「ITO」「エンジニアリング」の6つのセグメントから成る。業績は好調であり、特に人材ビジネスでは国内1位※1を誇る。

 そんな同社のビジネスを支えるIT部門は、各社が共通で利用するものをホールディングス内の「グループIT」、事業会社が利用する業務システムを各社が持つ「セグメントIT」に役割を分担し、IT環境を効率的に整備/運用する体制が整えられている。

※1「2016年調査人材ビジネス業績ランキング」(オピニオン調べ)

 このパーソルホールディングスの事業会社の1つであるパーソルキャリア(旧インテリジェンス)は、2015年に「Oracle Exadata X5」を導入した。導入の理由は、旧データベース基盤の容量および性能の不足だ。

 「以前はIAサーバとストレージサーバで構築したデータベースを使っていましたが、データ量や処理量の増加に伴いディスク容量の不足が深刻化し、その対応を本格的に検討することになりました。この中で、単純なディスク増設で済ませるのか、それとも性能改善にまで踏み込むのかを検討しています。というのも、このシステムは処理能力にも大きな問題を抱えており、容量増加に伴って日次のバッチ処理が24時間以上もかかるような状況になっていたのです。SQLチューニングなどの対策も施しましたが、あまり効果が見られなかったため、最終的に容量と性能の問題を一挙に解決できるOracle Exadataの導入を決めました」(佐藤氏)


提供:日本オラクル株式会社
アイティメディア営業企画/制作:@IT 編集部/掲載内容有効期限:2017年12月28日

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