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AIやHPCの運用を簡素に――レノボがOSSをパッケージ化したオーケストレーションソフトウェア「Lenovo intelligent Computing Orchestration」を発表複数バージョンのAIフレームワークを同時に利用が可能

レノボ・エンタープライズ・ソリューションズは、AIやHPCの運用を簡素化する「Lenovo intelligent Computing Orchestration」を発表した。オープンソースのAIフレームワークやクラスタ管理ツール、コンテナ管理ツールをパッケージ化し、専用Webインタフェースを提供する。

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 レノボ・エンタープライズ・ソリューションズは2018年4月25日、AI(人工知能)やHPC(High Performance Computing)の運用を簡素化するオーケストレーションソフトウェア「Lenovo intelligent Computing Orchestration(LiCO)」を発表した。AIやHPCアプリケーションの動作に必要なオープンソースソフトウェア(OSS)をパッケージ化し、すぐにアプリケーションの実行環境として使用できる。

 LiCOは、「TensorFlow」や「MXNet」「Caffe」といった主要なAIフレームワークの他、「xCAT」や「Confluent Platform」といったクラスタ管理ツール、コンテナ管理ツールの「Singularity」、ジョブ管理ツールの「Slurm Workload Manager」を採用した。これらAIやHPCの運用に向けたOSSの管理には専用のWebインタフェースを提供する。


Lenovo intelligent Computing Orchestration(出典:レノボ・エンタープライズ・ソリューションズ)

 LiCOでは、GPUサーバを仮想化し、専用のWebインタフェースを使ってGPUやメモリ、ストレージ、ネットワークといった各種リソースの使用状況をモニタリングできる。またAIフレームワークをコンテナとして管理するため、異なる複数バージョンのAIフレームワークを同時に利用可能だ。バージョン管理も簡素化できる。


LiCOのリソースモニター画面(出典:レノボ・エンタープライズ・ソリューションズ)

 AIフレームワークごとに学習処理のテンプレートを用意しており、機械学習の運用管理に関する負荷を削減する。複数のユーザーによるジョブ作成やジョブのスケジューリングも容易だという。


LiCOのジョブスケジュール作成画面(出典:レノボ・エンタープライズ・ソリューションズ)

 価格は、1CPUあるいは1GPU当たり年間5000円から。最新バージョンへのアップデートが可能なサブスクリプションとサポートを含む。サブスクリプションとサポートの期間は、1/3/5年から選択可能。

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