連載
サーバ事業者さん。契約は結んでいませんが、あなたを訴えます:「訴えてやる!」の前に読む IT訴訟 徹底解説(55)(3/3 ページ)
クラウドサービスベンダーに預けたプログラムが、HDDの故障で消失した。「さあ、訴えてやる!」。でも、誰を?――IT訴訟事例を例にとり、システム開発にまつわるトラブルの予防と対策法を解説する人気連載。今回は「クラウド上のデータの責任の所在」を考える。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- サーバ屋がデータを飛ばしただと? 1億円払ってもらえ!
IT紛争解決の専門家 細川義洋氏が、IT訴訟事例を例にとり、トラブルの予防策と対処法を解説する本連載。今回は「レンタルサーバに保管したデータの保全責任」をめぐる裁判を紹介する。誰もバックアップを取っていたなかったデータが消滅したら、誰が責任を取るべきなのか? - あの日、何が起こったのか――ファーストサーバデータ消失オフレポート:「天に召されたデータに献杯!」
「お店のWebサイトが見られない」「顧客データ1万件が消えた」――6月20日に起きたファーストサーバの大規模障害にほんろうされた人々が、愚痴をこぼしながら名刺と杯を交換するイベントが行われた - ファーストサーバの障害、原因はプログラム記述ミスとプロセスの複合
レンタルサーバサービスを手掛けるファーストサーバは6月25日、6月20日17時に発生した大規模障害に関する中間報告を公表した - マニュアル無視、不十分なバックアップ――ファーストサーバが最終報告書
報告書によると、顧客に大きな影響を与えたデータ消失事故の背景には、不具合を起こした担当者が社内マニュアルを無視し、独自方式でメンテナンスを行っていた事実があった