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「APIをたたくとビスケットが2つ」は仕様にありませんIT用語解説系マンガ:食べ超(141)(4/4 ページ)

たたきかたによって音色が変わるAPIは実在します。※皆さんご存じかとは思いますが、本作はフィクションです。

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わたし「何のために鈍器を振りかぶってるのか聞いてもいい?」マルコフ君「APIをたたくんすよ」わたし「フィジカル!」おばあちゃん「フィジカルAPIは、今流行ってるのよ〜!」わたし「うそっ」いろんな形で物理的にたたけるAPIが大流行! もぐらたたき型 太鼓ゲーム型 おばあちゃん「筐体型APIとも呼ばれるのよ」おばあちゃん「おばあちゃんの勘では来週にはブームが終わるけどね」わたし「今っぽい速度感ですね」おばあちゃん「コンピュータじゃなくて人間が背後にいるAPIもあるわね」わたし「「実質マッチングアプリみたいなやつですね」おばあちゃん「そして人間以外の存在がいるケースもね……」時は200x年 米国のとある会社が高度な処理のできるAPIを公開したのだけれど……
それと同時に牧場の牛が血を吸われる怪事件が多発!! 調査してみたら何とAPIのバックグラウンドで処理をしていたのはチュパカブラだったの! おばあちゃん「超過労働で牛の血をたくさん吸わないとやってけなかったのね」わたし「牛もチュパカブラもかわいそう」荒木さん「いっそ社長にAPIを提供してほしいんだよねえ……」マルコフ君「実装したっす!」わたし「開発力!!」ボタンをたたくと社長の脳にキューが出る仕組み! 行動報告!各種承認!四則演算! わたし「めっちゃ便利……!!」荒木さん「あっエラーしか返さなくなった」わたし「社長にDDos攻撃したみたいになっちゃいましたね」社長「とてもいいので全社員に実装しよう!」わたし「そこは教訓を得てください!」

筆者プロフィール

倉田タカシ

倉田タカシ

イラストレーター、マンガ家、文筆業、Web制作業。

著書「母になる、石の礫【つぶて】で」(早川書房)

河出書房新社『NOVA2』『NOVA10』、東京創元社『量子回廊』に短編を収録。共作Web企画『旅書簡集 ゆきあってしあさって』に参加中。

http://yukiatte.tumblr.com/



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