アビームコンサルティング、「RPA業務改革サービス」に「Blue Prism」を追加 スモールスタートから大規模活用まで支援
アビームコンサルティングは、RPAで業務効率化や生産性向上を支援する「RPA業務改革サービス」に、グローバルでエンタープライズ領域の大規模システム向けRPAソフトとして実績を持つ「Blue Prism」を追加。スモールスタートから大規模活用までの多様なニーズに対応するよう、サービス拡充を図った。
アビームコンサルティングは2018年8月16日、RPA(Robotic Process Automation)の活用で企業の生産性向上と働き方改革を支援する「RPA業務改革サービス」に、英Blue Prismが提供するRPAソフトウェア製品「Blue Prism」を追加し、サービスを拡充したと発表した。
RPA業務改革サービスは、RPAソフトウェアとアビームコンサルティングが業務改革プロジェクトやRPA導入実績で培ったノウハウ組み合わせたサービスで、RPAを活用した業務自動化による業務改革を支援する。企業のニーズに応じて、対象業務の特定から基本計画の策定、導入支援、ロボット開発、運用統制ルールの策定、技術者育成など、導入から定着までのコンサルティングを含めたさまざまなサービスを提供する。
今回、AI(人工知能)やコグニティブテクノロジーを実現するスケーラブルで堅牢(けんろう)なRPAプラットフォームとしてグローバルで大企業や金融機関から高い評価を受けているBlue Prism製品を追加したことで、「大規模にRPAを活用したい」「よりセキュアな環境で業務を遂行したい」といった企業ニーズへの対応を強化した。
また、Blue Prismの導入だけでなく、ガバナンスルールの策定や社内体制構築、開発の内製化、複数組織への大規模展開など、ニーズに合わせて総合的な支援を提供する。
Blue Prismを活用したRPA業務改革支援サービスの提供価格は、ニーズや対象範囲により異なるが、Blue Prismの導入、自動化対象業務の選定、ロボット設計・開発、テストまでを含めて300万円程度から(ライセンス費用は別途)。
また、今回、Blue Prismは新たなライセンス体系の提供を開始。これまで最小10ロボット単位としていたライセンス(約1200万円)が、1ロボットから提供可能になった。導入規模に応じたライセンスを活用することで、「まずはBlue Prismを小規模に利用してみたい」といったニーズにも対応し、トライアル導入を支援するとしている。
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