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不気味の谷がインターンを募集しますIT用語解説系マンガ:食べ超(151)(4/4 ページ)

不気味の谷に咲く一輪の花、その愛らしい不気味さと不気味な香りを人は求めてやみません。※皆さんご存じかとは思いますが、本作はフィクションです。

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社長「獅子が子を谷底に落とすように、開発者はアンドロイドを不気味の谷に落とすという」社長「そこから這い上がって来たものこそが真の……」わたし「どうして私たちの方が不気味の谷に落ちちゃったんでしょうか」おばあちゃん「開発者が不気味の谷に落ちちゃうのはよくあることよ」荒木さん「おばあちゃんは面白がってまねしてますね」マルコフ君「やっぱこの頭部パーツ好きじゃないっす」わたし「そうだよねえ」社長「さわやか青年になって営業もこなしてほしいのだ」マルコフ君「えーっ開発しかやりたくないっす」社長「あと、メカニカルな受付嬢もいるといいなー」社長「ちゃんと専門家の協力を仰いでいるぞ」コンサル「不気味の谷専門のコンサルです」コンサル「どんなに深い不気味の谷からも引き上げてみせます!」わたし「説得力がだいぶ負の値ですが……」コンサル「ブキミの原因はだいたい目です!」わたし「ですよね」コンサル「目をどうにかすれば、9割がた解決します」
コンサル「そこで、こういうマスクを……」わたし「最高にダメなパッチ処理きた」コンサル「ゾンビメークにしてもけっこうごまかせます」わたし「不気味の谷からゾンビになって戻ってくるってヤバいですね」コンサル「後は話術でどうにかなるもんですよ」マルコフ君「もう、やーめた」わたし「そろそろ私たちのブキミを何とかしたいんですけど」コンサル「人間のブキミは睡眠をとると治りますねー」社長「ものすごく寝たけど治らんぞ……」わたし「むしろ悪化しましたね」会社全体が不気味の谷底に!?業績の谷底なのでは」社長「あの高みへ戻らねば!」わたし「あそこはいた所じゃないですよ!?」社長「わあ……」わたし「かすみおいしい!」何か居心地悪くて降りて来ました 社長「治らんなあ……」わたし「有休が効くんじゃないですかねー」

筆者プロフィール

倉田タカシ

倉田タカシ

イラストレーター、マンガ家、文筆業、Web制作業。

著書「母になる、石の礫【つぶて】で」(早川書房)、「うなぎばか」(早川書房)など

河出書房新社『NOVA2』『NOVA10』、東京創元社『量子回廊』に短編を収録。共作Web企画『旅書簡集 ゆきあってしあさって』に参加中。

http://yukiatte.tumblr.com/



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