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GitHubが「Atom 1.37 beta」公開、レビューコメント用の新機能を追加コードレビューに役立つ

GitHubは、オープンソースのテキストエディタ「Atom 1.37 beta」を発表し、コードに対するコメントを処理する際の便利な機能を追加した。エディタ横のドックにレビューコメントを表示したり、コメント行をドックにdiff表示したりできる。

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 GitHubは2019年4月22日、オープンソースのテキストエディタ「Atom 1.37 beta」を公開したと、同社の公式ブログで明らかにした。Webサイトからダウンロードできる。「レビューコメント」など、コードに対するコメントを処理する際に便利な機能を新たに追加。プログラミングの中でも感情的な負担が高いコードレビュープロセスをスムーズに実行できるように、改善を加えた。

 レビューコメントは、エディタ右横のドック(ウィンドウ)にコメントを表示する機能。コメントをクリックすることで、該当する部分をシームレスに表示できるため、複数のコメントが付いたときにもコードを改善しやすい。


レビューコメントを表示する機能を使っているところ(出典:GitHub

 まだ対応していないコメントの数をプログレスバーに表示するため、コメントへの対応漏れも防げる。

解決したコメントをマークできる

 その他、レビューコメントドックで、コメントスレッドを解決済みとしてマークする「コメントの解決」などを追加した。コメントスレッドを解決するとプログレスバーが進むため、進行状況が視覚的に分かりやすく、タスク終了に向けた満足感を得やすいという。

 ドックにはコメント部分の行を即座にdiff(差分)表示する「diff形式の表示」やコメント部分を折りたたみ表示する「コメントの展開と折りたたみ」、コード内のコメント行をハイライトし、アイコンを表示する機能などを追加した。このアイコンをクリックすると、ドックが開き、そのコメントまでスクロールする。

 なお、自分がチェックアウトしたブランチのものではないレビューについても、コメントを表示できる。その場合、該当するファイルに移動したり、解決済みとしてコメントをマークしたりすることはできない。

 Atom 1.37 betaでは、エディタのデザイン自体を変更した。従来版ではエディタ内にあたかもGitHub.comを再構築したようなデザインを採っていた。

 新版では編集中心の操作を優先している。長いコメントやスレッドの近くでコードを編集するとコードを壊す恐れがあることから、インラインコメントではなく、コードやテキストとは別にドックを設け、必要に応じて表示/非表示できるように変更した。

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