ニュース
GitHub、コミュニティーがOSS貢献者を資金援助できる「GitHub Sponsors」プログラムのβ版を公開:ワークフローの一環として支援が可能
GitHubは、開発者コミュニティーがオープンソースプロジェクトの貢献者を金銭的に支援するための新しいプログラム「GitHub Sponsors」のβ版を公開した。
Gitリポジトリのホスティングサービスを提供するGitHubは2019年5月23日(米国時間)、開発者コミュニティーが、オープンソースソフトウェア(OSS)の設計や構築、メンテナンスを行っている開発者を金銭的に支援するための新しいプログラム「GitHub Sponsors」(β版)を公開したと発表した。「オープンソース開発者の成功を支援するための新たなツール」と説明している。
GitHub Sponsorsの立ち上げに弾みをつけ、コミュニティーによる資金援助を後押しするため、GitHubは「GitHub Sponsors Matching Fund」というファンドも創設した。GitHub Sponsorsで資金援助された開発者1人につき、資金援助の開始初年度に援助額と同額(最大5000ドル)を、このファンドを通じて提供する。
GitHub Sponsorsでは、GitHubアカウントを持っていれば誰でも、開発者プロファイルを持つ資金援助の対象となるあらゆる人を金銭的に支援できる。この支援は、毎月一定額の援助を継続することで行う。
手数料は不要
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- GitHubが「Atom 1.37 beta」公開、レビューコメント用の新機能を追加
GitHubは、オープンソースのテキストエディタ「Atom 1.37 beta」を発表し、コードに対するコメントを処理する際の便利な機能を追加した。エディタ横のドックにレビューコメントを表示したり、コメント行をドックにdiff表示したりできる。 - GitHubに1年間で1億以上の新リポジトリ、懐かしの「Windows 95」も
GitHubのブログによると、2018年はオープンソースコミュニティーによって1億以上のリポジトリが作られた。コーディング初心者向けからWindowsアプリケーション開発まで幅が広く、「felixrieseberg/windows95」や「Microsoft/MS-DOS」など昔を懐かしむプロジェクトにも多くのスターやコントリビューターが集まった。 - GitHubが「GitHub Actions」を発表、開発者が好きな機能を使ってワークフローを自動化
GitHubは2018年10月16日(米国時間)、米サンフランシスコで開催中のGitHub Universeで、ソフトウェア開発者のワークフローを自動化する機能「GitHub Actions」を発表した。開発者自身が、好きな機能やツールを組み合わせて、開発のパイプラインを効率化できるようにすることが目的だ。