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Microsoft、「Visual Studio Code」向けのC++拡張機能バージョン1.0を公開C++でも多彩な編集機能とデバッグ機能を利用できる

Microsoftは、ソースコードエディタ「Visual Studio Code」向けのC++拡張機能のバージョン1.0を提供開始した。

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 Microsoftは2020年9月14日(米国時間)、ソースコードエディタ「Visual Studio Code」(以下、VS Code)のC++拡張機能を公開した。初の一般向け提供であり、バージョンは1.0だ。

 C++開発者はVS Codeを用いて、IntelliSenseによるスマートコード補完やデバッグ、リファクタリング、コードナビゲーションなど、多彩な生産性を高める機能を利用できる。さらに、これらの機能はさまざまなプラットフォーム、アーキテクチャ、コンパイラに合わせて調整できる。

 C++拡張機能の主な特徴は次の通り。

コーディング効率を高める豊富な編集機能を提供

 C++拡張機能には、コーディングの効率を高めるため、次のような豊富な生産性機能が備わっている。

  • IntelliSense コード補完やパラメーターヒント、クイックヒント、メンバーリスト

IntelliSenseが動作しているところ(出典:Microsoft
  • コードナビゲーション 全ての参照の検索や定義/宣言への移動、リファクタリング対応、シンボルの名前変更
  • コードの書式設定
  • セマンティック色付け 宣言されたスコープ外で変数が使われているときも、変数の色付けを可能にする
  • Doxygenコメントのドキュメント化

ビルトインデバッガを利用可能

 VS CodeのビルトインデバッガUIでは、ユーザーが選択したC++デバッガを内部で起動し、直感的でカスタマイズ可能なデバッグエクスペリエンスを提供する。C++拡張機能のデバッガは、次のような機能を提供する。

  • ブレークポイントの設定(条件付き、無条件、関数ブレークポイント)
  • ウォッチ変数の設定
  • プログラムのステップスルー
  • マルチスレッドプログラムのデバッグ・リモートプロセスのデバッグ

C++のデバッガを利用しているところ(出典:Microsoft

バージョン1.0には他にも新機能がある

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