ニュース
投稿コメントをリアルタイムに翻訳 レスポンが企業向けサービスとして2020年12月提供開始:アンケートシステム「respon」が翻訳サービス「DeepL」と連携
レスポンは、アンケートシステム「respon」を、翻訳サービス「DeepL」と連携させた。イベントなどの参加者が投稿したフリーコメントを、外国語から日本語だけでなく、日本語から外国語にもリアルタイムに翻訳する。
レスポンは2020年10月15日、同社のリアルタイムアンケートシステム「respon」を、AI(人工知能)を活用した翻訳サービス「DeepL」と連携させたと発表した。「企業向けrespon」のオプションサービスとして、同年12月に提供を開始する。イベントなどの参加者が投稿したフリーコメントをリアルタイムに翻訳する。
同時翻訳は翻訳できるコメントの数が限られる
responは、2015年に教育機関向けサービスとして提供を開始。以来、企業でも入社式や研修などに利用されている。文部科学省の「G20サミット教育関連イベント」など、国際会議での活用事例も増えてきたという。
このような多くの場面で利用されているresponの機能のうち、特に人気があるのがフリーコメントだという。これまでは、イベントに参加した外国人の投稿については、外国語に堪能な進行役がその都度同時通訳していたが、大量のコメントが投稿されると、進行役が翻訳できるコメントの数が限られてしまうという課題があった。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 得意なものを見つけること、そしてそれを好きになること――人に誇れる仕事こそが原動力
グローバルに活躍するエンジニアを紹介する本連載。コンピュータの可能性に魅了され、やがて人間の認知にまで好奇心を広げたYonatan Wexler(ヨナタン・ウェクスラー)氏。同氏が開発したデバイスは人類にどんな未来を見せるのか。 - 「世界のAI支出額は今後4年間で倍増する」 IDCが予測
IDC Japanは、世界のAIの支出額に関する予測を発表した。2019〜2024年の年間平均成長率を20.1%と見込み、支出額は2020年の501億ドルから2024年には1100億ドル以上になると予測する。 - AIで指名手配被疑者の今の姿を予測 ヤフーなど3社がプロジェクト「TEHAI」を始動
ヤフーなど3社は、AIを活用して過去の写真から指名手配被疑者の今の姿を予測するプロジェクト「TEHAI」を始動した。指名手配被疑者の情報提供の促進が目的。指名手配被疑者の検挙に結び付く有力な情報を提供した人には報奨金が送られる。