テキストや画像から商用可の動画を生成できるモデル「Veo」をGoogle Cloudが公開、どんな動画が作れる?:画像生成モデル「Imagen 3」も
Google Cloudは、動画生成モデル「Google Veo」と高品質な画像生成モデル「Imagen 3」について、Google Cloudのフルマネージド統合AI開発プラットフォーム「Vertex AI」上での提供開始を発表した。
Google Cloudは2024年12月4日(米国時間、以下同じ)、動画生成モデル「Google Veo」と高品質な画像生成モデル「Imagen 3」について、Google Cloudのフルマネージド統合AI(人工知能)開発プラットフォーム「Vertex AI」上での提供開始を発表した。
Veoは、Vertex AI上でプライベートプレビュー版が利用可能になった。企業はVeoにより、簡単なテキストや画像のプロンプトから高品質な動画を容易に生成できる。Google Cloudは、画像から動画を生成するモデルを提供する初のハイパースケーラーとして、企業が既存のクリエイティブアセットをダイナミックな映像へ変換することを支援すると述べている。
Imagen 3は、12月第2週から一般提供が開始され、Vertex AIの全ての顧客が利用できるようになる。シンプルなテキストプロンプトから写実的で高品質の画像を生成し、細部、照明、アーティファクトの削減において、Imagenの従来バージョンをしのいでいると、Google Cloudは述べている。企業はImagen 3により、独自のブランドスタイルやロゴを反映した高品質な画像をシームレスに作成し、マーケティング、広告、商品デザインに利用できる。
Vertex AIは、これらのモデルのカスタマイズ、パフォーマンスの評価、主要なインフラ上でのデプロイ(展開)を容易にする統合プラットフォームを提供する。Google CloudはGoogleのAI原則に沿って、Vertex AI上でのVeoとImagen 3の開発とデプロイにおいて安全性と責任を優先し、電子透かし、安全性フィルター、データガバナンスなどの予防措置を組み込んでいる。
Veo:高性能な動画生成モデル どんな動画を生成できる?
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