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テレワークで「睡眠時間が増えた」は約3割 LASSIC:テレワーク実施後の「睡眠時間」に関する調査
LASSICが公開したテレワーク実施後の「睡眠時間」に関する調査結果によると、テレワーク後に「睡眠時間が増えた」と回答した割合は34.54%。特に20〜29歳の女性で睡眠時間が増えた割合が多かった。
LASSICは2021年2月5日、同社が運営するWebメディア「テレワーク・リモートワーク総合研究所」が実施したテレワーク実施後の「睡眠時間」に関する調査結果を公開した。今回の調査は、全国20〜65歳のテレワーク経験がある男女1077人を対象に、2020年9月1〜4日に実施した。
「睡眠時間に変化はない」が約6割
調査結果によると、最も多かった回答は「睡眠時間は変わらない」で62.12%を占めたが、「睡眠時間が増えた」と回答した割合も34.54%と比較的高かった。LASSICは「テレワークによって働き方をコントロールしやすくなっても、睡眠時間などのライフスタイルは大きく変化していない」と分析している。
睡眠時間の変化を性別、年代別に見ると、ほとんどの層で「睡眠時間は変わらない」との回答が過半数を占めた。「睡眠時間が増えた」との回答が過半数を占めたのは20〜29歳の女性。この点についてLASSICは「男性よりも女性の方が身支度に時間を要する場合が多く、出社の必要がないテレワークでは起床時間に余裕が生じているのではないか」と推測している。
「テレワークは自分で時間をコントロールしやすくなる分、働き過ぎによる体調悪化を招くリスクもある。必要な睡眠時間をしっかり確保しつつ、活動時間は有効活用できるようなメリハリをつけた働き方を実現する『スケジュール管理能力』がテレワーク成功を左右するカギとなるだろう」(LASSIC)
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