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児童や生徒向けのセキュリティ教育プログラムをパロアルトネットワークスが無償提供ITの知識がなくてもセキュリティやリテラシーを教えられる

パロアルトネットワークスは、サイバーセキュリティの教育プログラム「初めてのサイバーセキュリティ」を教育業務従事者に対して無償で提供する。

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 パロアルトネットワークスは2021年3月10日、サイバーセキュリティの教育プログラム「初めてのサイバーセキュリティ」を教育業務従事者に対して無償で提供開始すると発表した。同社のWebサイトで氏名やメールアドレスを登録すればダウンロードできる。

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年齢層に合わせたワークショップを実施(出典:パロアルトネットワークス

 パロアルトネットワークスは、同プログラムを「ITの知識がなくてもサイバーセキュリティの基礎やネットリテラシーを教えられるように設計した」としている。対象は5歳から15歳までの児童と生徒で、政府が推進する「GIGAスクール構想」下で、児童や生徒が安全にインターネットを利用し、ネットリテラシーを学習できるよう、教育機関や学習塾向けに提供する。

5歳から15歳までが対象

 同プログラムは「ワークショップを交えて楽しくセキュリティを学べる」として、「インターネット利用」「プライバシー」「コミュニケーション」「デジタル社会の責任」の4種類のワークショップを用意。各ワークショップの内容は以下の通りで、それぞれが年齢層に応じたコンテンツとなる。

インターネット利用

 安全にインターネットを利用する方法を学ぶワークショップ。インターネットに接続するとさまざまな記録が残るため、追跡や監視を受ける恐れがあり、サイバー攻撃の脅威にさらされるといった内容を学べる。

プライバシー

 オンライン詐欺などから個人情報を守る方法を学ぶワークショップ。インターネットに共有してもよい情報と、非公開にすべき情報の違いを学べる。

コミュニケーション

 インターネットで、安全にコミュニケーションを取る方法を学ぶワークショップ。SNSなどでつながったユーザーを信頼すべきかどうか判断するための知識を学べる。

デジタル社会の責任

 インターネットのコミュニティーに参加する際の行動や振る舞いなどを学ぶワークショップ。自らの行動の影響度を理解して、論理的な選択や自らの将来に備えるための振る舞いを学べる。

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