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2021年7月に平塚市で発生した河川氾濫の浸水推定図をAIで解析 SpecteeSNSに投稿された画像などから「浸水深」を瞬時に割り出す

Specteeは、神奈川県平塚市で2021年7月3日に発生した河川の氾濫による周辺の浸水状況の推定図を公開した。同社のAIによるリアルタイム浸水推定技術を活用した。映像から浸水深を瞬時に割り出し、降水量や地形データなどと組み合わせて統合的に解析した。

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 Spectee(スペクティ)は2021年7月5日、神奈川県平塚市で2021年7月3日に発生した河川の氾濫による周辺の浸水状況の推定図を公開した。推定図は、同社が開発を進める「AI(人工知能)によるリアルタイム浸水推定技術」を活用して作成した。

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AIリアルタイム浸水推定技術でシミュレーションした2021年7月3日の神奈川県平塚市周辺の浸水推定図(出典:Spectee

被害状況を可視化して災害対応の迅速化に役立てる

 近年は台風や集中豪雨などによる水害が深刻化しており、災害発生時に被害状況をいち早く把握することが喫緊の課題になっている。Specteeは「河川の氾濫直後にほぼリアルタイムに浸水範囲と浸水深を推定し地図に再現することで、被害状況を可視化して災害対応の迅速化に役立てる」ことを目指している。

 同社のAIによるリアルタイム浸水推定技術は、SNSに投稿された画像、河川や道路に設置されたカメラなどの映像から浸水の深さ(浸水深)を瞬時に割り出し、降水量や地形データなどと組み合わせて統合的に解析する。発生から10分以内に浸水範囲と各地の浸水深を推定し、地図に反映するという。

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