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企業が注目すべき12の戦略テーマとその提言内容をまとめた「ITR注目トレンド2022」をITRが発表3つの視点で提言

ITRは、2022年に企業が注目すべき「12のIT戦略テーマ」と「36の将来予測」を発表した。「企業変革」「データ高度活用」「テクノロジー革新」の3つの視点で提言を取りまとめており、「ITR注目トレンド2022」として公開している。

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 アイ・ティ・アール(ITR)は2021年10月26日、2022年に企業が注目すべき「12のIT戦略テーマ」と「36の将来予測」を発表した。

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「ITR注目トレンド2022」(提供:ITR

 ITRは12の戦略テーマについて「企業変革」「データ高度活用」「テクノロジー革新」の3つの視点で提言をまとめており、「ITR注目トレンド2022」としてWebページで公開している。

企業変革

 企業変革に関するテーマは「社会や環境を考慮したIT投資管理手法の確立」「デジタルを前提とした企業変革プログラムの推進」「企業変革に向けた人材管理のシステム化と高度化」「デジタルによる従業員体験の向上」の4つだ。

 ITRは「SDGs(Sustainable Development Goals)やESG(Environment、Social、Governance)を自社の経営課題と捉えて、これらの取り組みを始める企業が増えていることから、IT投資管理やステークホルダーとの関係構築では、これらを踏まえた新しい手法を確立する必要がある」としている。

データ高度活用

 「カスタマーサクセスを中心に据えた顧客分析とサービスの提供」「顧客エンゲージメントを高めるユーザー体験の変革」「サイバーフィジカルエンタープライズへの段階的移行」「IoT技術の高度活用と横断的な管理」がデータ高度活用に関するテーマとなる。

 ITRは例として、IoT(Internet of Things)の活用を挙げる。「IoTシステムの構成が高度化し、製品やサービスの選択肢が増している。その中で、複雑な技術体系を横断的に管理し、最適化する必要がある」と述べている。

テクノロジー革新

 テクノロジー革新のIT戦略テーマとしてITRは「アプリケーション内製体制強化によるイノベーション推進」「システム運用組織の役割変化」「ゼロトラストセキュリティへの進化」「5GネットワークによるDX(デジタルトランスフォーメーション)/VX(バーチャルトランスフォーメーション)の実現」の4つを挙げている。

 アプリケーション内製体制強化についてITRは次のように提言している。

 「DXに向けた企業アプリケーションの開発には内製での『リーンスタートアップ手法』が有効だ。DevOpsで内製体制を強化し、ビジネスに直接貢献しないITインフラをKubernetesなどで自動化、省力化すべきだ」

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