連載
「USE HINT」クエリヒントで使用できるヒント名の一覧を出力する:SQL Server動的管理ビューレファレンス(77)
「Microsoft SQL Server」が稼働するデータベースシステムを運用する管理者に向け、「動的管理ビュー」の活用を軸にしたトラブル対策のためのノウハウを紹介していきます。今回は、「USE HINT」クエリヒントで使用できるヒント名の一覧の出力について解説します。
本連載では、「Microsoft SQL Server(以下、SQL Server)」で使用可能な動的管理ビューについて、動作概要や出力内容などを紹介していきます。今回は動的管理ビュー「sys.dm_exec_valid_use_hints」における、「USE HINT」クエリヒントで使用できるヒント名の一覧の出力について解説します。対応バージョンは、SQL Server 2016(13.x)以降です。
概要
SQL Serverでは、クエリオプティマイザーによって選択される実行プランを制御するために、クエリのオプション句でクエリヒントを指定できます。クエリヒントでは、例えば「HASH JOIN」結合ヒントを使用してテーブル間の結合方法として「HASH JOIN」を指定したり、「MAXDOP」ヒントにより並列処理を制限したりすることができます。
「sys.dm_exec_valid_use_hints」動的管理ビューでは、「USE HINT」クエリヒント(クエリヒントの1つである「USE HINT」というクエリヒント)で使用できるヒント名の一覧を出力できます。
出力内容
列名 | データ型 | 説明 |
---|---|---|
NAME | sysname | ヒントの名前 |
動作例
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