【ITワード365】Wi-Fi 6E/PPAP/ノーコード/MaaS/Cookie/TSMC/量子インターネット:ITワード365
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Wi-Fiの周波数帯と利用可能なチャンネルの関係
5GHz帯では、160MHzのスペクトラムが2チャンネルしか取得できないが、6GHz帯では7チャンネルの取得が可能となり、複数台のWi-Fiアクセスポイントを設置した場合でも、干渉の少ないチャンネル設定が行えるとしている。図は、BroadcomのWi-Fi 6Eに関するWebページ「Wi-Fi 6E: Faster Speed, Lower Latency and Higher Capacity」より。
【Wi-Fi 6E】無線LAN規格の「Wi-Fi 6(IEEE 802.11ax)」を拡張したもの。Wi-Fi 6が利用できる2.4GHz帯と5GHz帯に加え、6GHz帯を使用できるようにした。これにより、干渉の少ない、多くの接続が可能になるとしている。Wi-Fi 6Eの基本的な仕組みはWi-Fi 6と同じなので通信速度などの変更はない。
プロトコル | 利用周波数帯 | 最大データ転送レート |
---|---|---|
IEEE 802.11 | 2.4GHz | 2Mbps |
IEEE 802.11b | 2.4GHz | 11Mbps |
IEEE 802.11a | 5GHz | 54Mbps |
IEEE 802.11g | 2.4GHz | 54Mbps |
IEEE 802.11n | 2.4GHz/5GHz | 600Mbps |
IEEE 802.11ac | 5Ghz | 1.5Gbps |
IEEE 802.11ax | 2.4GHz/5GHz/6GHz | 9.6Gbps |
主なWi-Fi規格と利用周波数、データ転送レートの関係 |
【PPAP】「パスワード付きZIPファイルを送ります、パスワードを送ります、暗号化プロトコル」の略。パスワード付きZIPファイルとパスワードを別に送付するセキュリティ対策。最近では、メールサーバ上でパスワード付きZIPファイルのウイルスチェックが行えないことなどから禁止する企業が増えている。
PPAPの仕組み
パスワード付きZIPファイルを送信し、次にそのパスワードを送信するセキュリティ対策。これにより、ZIPファイルを盗まれても、パスワードが分からなければ中身を見られることがない、とされている。しかし、同じ経路でZIPファイルとパスワードを送信した場合、同時に両方盗まれる危険性があり、セキュリティ対策にはならない。また、最近ではパスワード付きZIPファイルを悪用することで、メールサーバ上のウイルス対策を逃れるマルウェアが増えてきていることから、パスワード付きZIPファイルを禁止したり、メールサーバ上で削除したりする企業も増えてきている。
【ノーコード】コードを書かずにアプリケーションの開発が行えるサービスのこと。既に完成したパーツやテンプレートを組み合わせることで、Webアプリの開発が行える。ノーコードを利用することで、ユーザーがプロトタイプを作成したり、業務改善のためのシステムを作成したりできる。
【MaaS(マース:Mobility as a Service)】複数の交通サービスを旅行者の需要に応じて結び付けて1つの移動サービスとすること。出発地から目的地までの移動にかかわる検索や予約、決済などを1つのサービスとして提供することで、利便性の向上や移動の効率化が実現できるとしている。
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