ニュース
COCOAが機能停止する今、「良かった点」と「悪かった点」を振り返る:停止スケジュールについては今後告知予定
河野デジタル大臣は、新型コロナウイルス接触確認アプリ「COCOA」の機能を停止する方針を明らかにした。COCOAの機能停止スケジュールについては、今後告知するとしている。
河野太郎デジタル大臣(以下、河野大臣)は2022年9月13日の記者会見で、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)接触確認アプリ「COCOA(COVID-19 Contact-Confirming Application)」の機能を停止する方針を明らかにした。
「スタートからボタンの掛け違いがあった」
河野大臣は、「陽性者の全数把握というルールが変わるので、COCOAを活用する前提が変わる」とその理由を説明した。ただし、「次のパンデミック(感染症の世界的大流行)の際には、(COCOAと)同様な仕組みが必要だ」としている。
「COCOAは、スタートからボタンの掛け違いがあったと認識しており、運用開始からこれまでの経緯を見た上で現在のCOCOAのどこが悪かったのか、どこが失敗したのか、または良い点があったのかといった総括をきちんと実施して次につなげる必要がある」と語った。
河野大臣は、現在のCOCOA利用者に対してアンケート調査を実施する意向も示し、「まだアプリをアンインストールせず、アンケートにも協力してほしい」とした。COCOAの機能停止スケジュールについては、今後告知するとしている。
COCOAの良かった点、悪かった点
COCOAはリリース当初からさまざまな議論が起こり、@ITでも幾つかの記事を掲載している。これらの記事は、COCOAのどういった点が問題だったのか、どういった点が今後の改善点なのかを理解する助けになるだろう。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 「COVID-19対策としてのテレワーク推進」は一段落 ソフトクリエイトが情報システム部に関する調査結果を発表
ソフトクリエイトは「情報システムの現状とIT活用実態アンケート 2022」の結果を発表した。テレワーク対策は一段落しており、クラウド化やセキュリティ対策などに注力していることが分かった。 - 1位は「デンマーク」 早稲田大学が「世界デジタル政府ランキング2021」を発表
早稲田大学電子政府・自治体研究所は、「第16回早稲田大学世界デジタル政府ランキング2021」を発表した。1位はデンマーク、2位はシンガポール、3位は英国。日本は9位だった。 - テレワーク、続ける? 続けない? 企業と従業員で割れる意見の決着は
パーソル総合研究所は、「第七回・新型コロナウイルス対策によるテレワークへの影響に関する調査」の結果を発表した。テレワーク実施率は第6波のときから微減したが、テレワークの継続意向を持っている人の割合は、同調査過去最高の80.9%だった。