検索
ニュース

COCOA、最後の仕事? 最終アップデートで「接触通知発生回数の調査」を実施「今後の『デジタル技術を活用した感染症対策』に生かす」

デジタル庁は、新型コロナウイルス感染症接触確認アプリ「COCOA」の最終アップデート版で、アプリの利用状況に関する調査を実施すると発表した。同調査の結果を今後のデジタル技術を活用した感染症対策に生かすとしており、調査への協力を呼び掛けている。

Share
Tweet
LINE
Hatena

 デジタル庁は2022年11月11日、新型コロナウイルス感染症接触確認アプリ「COCOA」の最終アップデート版で、接触通知発生回数の調査を実施すると発表した。接触通知が発生していた回数を把握することが目的で、同庁は「調査の結果を今後のデジタル技術を活用した感染症対策に生かす」としている。

画像
最新アップデートに関するお知らせ(提供:デジタル庁

送信を望まない項目は回答しなくてもよい

 調査に回答すると、利用者の年代や通勤通学の有無、アプリの利用開始日、日次の接触通知発生回数といった情報がアプリから送信される。

 送信された情報はデジタル庁と厚生労働省、業務委託先のみが取り扱い、調査目的以外には使用しない。ただ、感染症対策の検討材料として「匿名情報の集計結果を公開することはあり得る」という。

画像
送信された情報の取り扱いについて(提供:デジタル庁

 送信される情報には個人を特定する情報は含まれず、送信を望まない項目は回答しなくてもよい。回答の有無やその内容によって「利用者個人が利益や不利益を受けることはない」としている。

 COCOAは通常、プライバシー保護と潜伏期間などを考慮して、「15日以上前の接触通知発生回数」は無効化されている。だがCOCOAの利用状況を把握するには、全数届け出見直し前の「陽性登録件数が多い時期の発生回数」を把握する必要があるため、今回の調査結果を送信するときに限って有効化して送信(15日以上前の接触通知発生回数を送信)する。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ページトップに戻る