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「Visual Studio 2022 17.4」の新しい生産性向上機能とは ログのタイムスタンプ、オーディオキューなどを実装“使いやすさ”に特化した機能実装

Microsoftは、統合開発環境(IDE)の最新版「Visual Studio 2022バージョン17.4」の新しい生産性向上機能を公式ブログで紹介した。出力ウィンドウのタイムスタンプ機能、選択テキストに一致する文字列の強調表示、マウスホイールによる水平スクロール、オーディオキューなどだ。

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 Microsoftは2022年12月6日(米国時)、統合開発環境(IDE)の最新版「Visual Studio 2022バージョン17.4」の新しい生産性向上機能を公式ブログで紹介した。

出力ウィンドウのタイムスタンプ機能

 出力ウィンドウなどにタイムスタンプ機能が追加され、ビルドや他の処理中の時間経過を素早く確認できるようになった。

 出力ウィンドウや他のログタイプのウィンドウでタイムスタンプを有効にすると、ログの各行の左に、行がログに追加された時刻も表示される。処理の個々のステップにかかる具体的な時間を知ることができ、便利だ。


タイムスタンプが表示された出力ウィンドウ(提供:Microsoft)

選択テキストに一致する文字列の強調表示

 エディタで、100文字以下で1行にあるテキストを選択すると、エディタ内の他の場所で一致する文字列が自動的に強調表示されるようになった。“マップモード”スクロールバーが有効な場合、一致する文字列はスクロールバーでマークされる。


選択範囲に一致する文字列の全インスタンスが強調表示される(提供:Microsoft)

マウスホイールで水平方向にスクロール

 [Shift]キーを押しながらマウスホイールを回すと、エディタが水平方向にスクロールするようになった。エディタがスクロールする量は、[ツール]-[オプション]の[テキスト エディター]-[詳細設定]で設定できる。

アクセシビリティーを高めるオーディオキュー

 一般的なアクティビティーにサウンドを関連付けるオーディオキューが使用できるようになった。オーディオキューを有効にするには、[ツール]-[オプション]に移動してから、[テキスト エディター]-[全般]に移動する。[設定]セクションで、[オーディオキューを有効にする]オプションをオンにする。

 現在、以下のイベントに対してオーディオキューが用意されている。

  • 2つのバージョンのファイルの差分を表示しているときに、追加または削除された行にキャレットが移動する
  • エラー、ブレークポイント、または警告のある行にキャレットが移動する

 コード編集中にこれらのイベントが発生すると、Visual Studioは、対応するサウンドを再生する。これらのサウンドは、Windowsの[設定]コントロールパネルで個別に有効化または変更できる。

現在行の番号の強調表示

 現在行の番号が強調表示されるようになった。一目で行番号を確認できる。


現在行の番号が一目で分かる(提供:Microsoft)

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