「Windows Terminal Preview 1.17」が登場 注目のドロップダウンメニューのカスタマイズ機能を試す方法は?:プロファイルの整理に便利
Microsoftは「Windows Terminal Preview 1.17」をリリースした。主な新機能は「ドロップダウンメニューのカスタマイズ」「プロセスの再起動」「背景素材としてのMicaの使用」などだ。
Microsoftは2023年1月24日(米国時間)、「Windows Terminal Preview 1.17」をリリースした。主な新機能は「ドロップダウンメニューのカスタマイズ」「プロセスの再起動」「背景素材としてのMicaの使用」などだ。
併せて安定板である「Windows Terminal」の最新版をバージョン1.16に移行したと発表した。
Windows TerminalとWindows Terminal Previewは、Microsoft StoreやGitHubのリリースページから、あるいはwingetを使ってインストールできる。Windows Terminal Preview 1.17の新機能は次の通り。
ドロップダウンメニューのカスタマイズ
フォルダの追加、セパレータの追加、プロファイルの追加などにより、ドロップダウンメニューを自分の好みにカスタマイズできる。
ドロップダウンメニューの設定変更は現在、「settings.json」ファイルを編集する形だ。
プロファイルを整理するカスタマイズ例として、「Command Prompt」のプロファイルをドロップダウンメニューの一番上に、その次に「Windows PowerShell」のプロファイルを表示し、セパレータを追加して「Visual Studio 2022」(VS 2022)の2つのプロファイルを「My VS Profiles」のサブメニューとして表示するものを示す。
これにより、ドロップダウンメニューは次のようになる。
プロセスの再起動
プロセス終了後、[Ctrl]+[D]キーでそのペインを閉じたり、[Enter]キーでプロセスを再起動したりできる。
背景素材としてのMicaの使用
「Windows 11」でMicaを背景素材として使えるようになった。Micaは、テーマとデスクトップの壁紙を取り込み、高度にパーソナライズされた外観を作成する不透明で動的なマテリアルだ。Micaの使用を有効にするには、settings.jsonファイルの「theme」設定で「useMica」を「true」に設定する。
起動位置のパラメーター
設定UIの「スタートアップ」セクションで、起動位置の全てのパラメーターを設定できる。
設定UIの「配色」セクションのアップデート
設定UIの「配色」セクションは、より直感的なユーザーフローになるように改良された。リストビューで「+ 新規追加」をクリックし、新しいスキームを追加すると、すぐスキームの編集ページに移動する。「配色の削除」および「既定として設定」ボタンも、スキームの編集ページに移動した。
プロファイルの配色を設定する際に、選択を保存する前に、その配色の小さなプレビューが表示されるようになった。
Windows Terminal Preview 1.17ではこれ以外に、仮想ターミナル(VT)のサポート、使い勝手、アクセシビリティーが改善されている。
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