ヘルスケアと金融サービス業界に対する、不要になったデータを狙う攻撃が拡大――Blancco調査:クラウド上のデータ管理が不十分
Blancco Technology Groupは2023年3月28日、新しい調査結果を発表した。日本の医療機関や金融機関のクラウド移行状況、データ分類、最小化についてや、クラウド移行が、ライフサイクルが終了したデータの廃棄にどのような影響を与えているのかなどを明らかにした。
データ消去およびモバイルライフサイクル製品を提供するBlancco Technology Group(以下、Blancco)は2023年3月28日、新しい調査結果を発表した。ヘルスケアおよび金融サービスの組織がクラウドをどの程度採用しているか、クラウドの採用がデータの分類、最小化(不要になったものの削減)、およびサポート終了(EOL)のデータ廃棄に及ぼす影響を調査している。
クラウドコンピューティングによって、組織は収集、保存できるデータ量を増やすことができる。これらのデータは企業に価値をもたすが、特に金融サービスやヘルスケア業界などの法規制の厳しい業界の企業にとっては、このデータが負担になる可能性がある。
日本の300人(金融サービスとヘルスケア業界とに均等に配分されている)を含む1800人の回答者を対象とした今回のグローバル調査「Data at a Distance(遠く離れたデータの管理)」では、クラウドコンピューティングによってデータの過剰な収集がどのように可能になったか、企業にとってデータのライフサイクル全体(ライフサイクルが終了したデータを含む)でより優れたデータ管理が必要となる理由、オンプレミスのデータセンターとパブリッククラウド環境における、ライフサイクルが終了したデータ管理方法の違いについても確認している。
日本でもクラウド移行が増えたが、同時にライフサイクルが終わったデータが増えた
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