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62.9%が「情シスのノンコア業務のアウトソース化を検討」 ジョーシス一方で34.8%は「情シスの人員は足りている」と回答

ジョーシスは、企業の情報システム部門を対象に実施した業務内容に関する調査結果を発表した。それによると65.2%の人が「情報システム部門の人員が不足している」と回答した。

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 ジョーシスは2023年6月21日、企業の情報システム部門を対象に実施した業務内容に関する調査結果を発表した。調査は全国の企業の情報システム部門に勤務する人を対象に実施し、1050人から有効回答を得た。

 情報システム部の人員の過不足については、「十分足りている」と回答した人の割合は11.3%、「ちょうどよい」は23.5%、「少し不足している」は45.2%、「非常に不足している」は20.0%だった。

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情報システム部門の人員は十分かどうか(提供:ジョーシス

62.9%が「ノンコア業務のアウトソースを考える」

 テレワークの浸透による働く場所の多様化や、SaaS(Software as a Service)の急速な拡大でクラウドサービスの利用が急増するなど、「外部要因の変化で情報システム部門の業務は増加している」とジョーシスは分析している。

 調査結果によると、利用しているSaaSが「21個以上」という企業は12.5%もあった。一方、36.5%が「SaaSの数を把握できていない」と回答した。

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利用しているSaaSの数

 こうした背景もあり、ジューシスは「ノンコア業務についてアウトソースを検討する企業がある」という。調査結果によると、実際にノンコア業務(デバイス関連業務、SaaS管理関連業務)をアウトソーシングしている企業の割合は約2割にとどまっているものの、「ノンコア業務のアウトソースについてどう思うか」を聞いたところ、62.9%が「アウトソーシングを検討したい」と回答した。その理由として最も多かったのは「情報システム部門の人員不足」だった。

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デバイス管理関連業務をアウトソースしているかどうか(提供:ジョーシス

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