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ノーコード開発ツール選定で見落としがちな「機能がある」と「業務で使える」の違いノーコード開発、これだけは押さえて(3)(1/2 ページ)

ノーコード開発ツールの基礎と、ツール活用に必要な要素について解説する本連載。第3回は具体的なツールの選び方について。機能の良しあしでは判断できない、ノーコード開発ツールならではの観点を解説する。

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 ノーコード開発ツールはなぜ注目されているのか、うまく活用するために何をすればいいのかを探る本連載。第3回は、ツールを選定する際に必要な観点について解説する。なお、本稿で取り上げるのはノーコード開発ツール、もしくは「ノーコード寄りのローコード開発ツール」となる。

大切なのはツールの「良しあし」ではない

 第1回、第2回でノーコード開発ツールの全体像と利用した際のメリット、また、ノーコード開発ツールには多くの種類が存在し、選定の段階から注意が必要なことを伝えた。第3回はいよいよツールを選定するときの具体的な注意点について触れる。

 ツール選定時の観点として著者が最も重要だと考えるのは、ツールの「良しあし(機能の優劣)」ではなく、「できることとできないこと(特性)」を理解し、実現したいこととマッチするかどうかだ。例えば車でも「毎日の買い物に利用する、小回りが利く家計に優しい車」「レース用で水陸両方走れるタフな車」「危険物を運搬できるトラック」とさまざまな特性がある。もちろん、「エンジンがかからず運転できない」など基本機能における欠陥があるかどうかの判断は事前にやっておく必要がある。

 ノーコード開発ツールの特性を把握するためには以下の3つの判断軸が有効だ。

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