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「重責なのに評価されない」「新しい技術に触れる機会がない」 運用担当者が感じるキャリアパスの不満をガートナーが調査:「他のIT部門メンバーの方が早く昇進する」など待遇面の不満も
ガートナージャパンは、運用担当者のキャリアパスに関する調査結果を発表した。自身のキャリアパスに何らかの不満を抱えている人が過半数を占め、その多くが「技術者としての専門性を獲得する機会がないこと」に不安を感じていた。
ガートナージャパンは2023年9月14日、運用担当者のキャリアパスに関する調査結果を発表した。これは国内の従業員500人以上の企業を対象に実施したユーザー調査から、運用担当者に関する回答をまとめたもの。それによると、自身のキャリアパスに何らかの不満を抱えている人が過半数を占めることが分かった。
責任は“重い”のに待遇や評価は“軽い”
キャリアパスに不安を感じる理由について聞くと「DevOpsやクラウド、SRE(Site Reliability Engineering)、コンテナなど、新しい技術に触れる機会がない」が最も多く、62.5%(複数回答、以下同)。
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