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AWSが考える「生成AIのうまい使い方」とは 通信業界での生成AI活用の実態調査結果を発表:生成AIの導入可能性が最も高い業務領域は何?
アマゾン ウェブ サービス ジャパンは、通信業界での生成AIの活用に関する調査レポートを発表した。それによると「社内でAIモデルを構築したい」と回答した通信事業者は15%にとどまり、65%は既存モデルの活用を考えていた。
アマゾン ウェブ サービス ジャパン(以下、AWS Japan)は2023年10月18日、通信業界での生成AI(人工知能)の活用に関する調査レポートを発表した。これは北米、西欧、アジア太平洋地域の通信事業者の幹部を対象に、「製品、マーケティング」「カスタマーサービス」「ネットワーク」「社内IT」という4つの業務領域における生成AIの利用実態について調査した結果をまとめたもの。それによると、通信事業者の半数が今後2年以内に生成AIの活用を計画していることが分かった。
生成AIで先行しているのは「北米」
生成AIを「すでに活用している」または「活用に向けて取り組んでいる」と回答した通信事業者の割合は全体の19%だった。Amazon Web Services(以下、AWS)は「この割合は今後さらに拡大する。1年以内に34%、2年以内には48%に達する見込みで、それに伴い、生成AIへの支出は現在の最大6倍に急拡大する可能性がある」としている。
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