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Linux Foundation Japanが「OpenSSFガイド」の日本語版を公開:OSSを使う人もそうでない人も
Linux Foundation Japanは、「OpenSSFガイド」の日本語版を公開した。Open Source Security Foundationが、各セキュリティ分野の教育のための包括的なリソースをまとめたもので、6種類のガイドが用意されている。
Linux Foundation Japanは2023年11月21日、「OpenSSFガイド」の日本語版を公開した。同ガイドは、Open Source Security Foundation(OpenSSF)が各セキュリティ分野の教育のための包括的なリソースをまとめたもの。
GitLabでのセキュリティ確保の方法や「npm」のベストプラクティスなど
公開されているOpenSSFガイドの日本語版は、以下の6種類のガイドで構成されている。
- ソースコード管理プラットフォーム設定のベストプラクティス
- より安全なソフトウェア開発のための簡潔なガイド
- オープンソースソフトウェア(OSS)を評価するための簡潔なガイド
- セキュリティ研究者のためのOSSプロジェクトと脆弱(ぜいじゃく)性の公表を調整するためのガイダンス
- npmベストプラクティスガイド
- オープンソースプロジェクト向けに協調的脆弱性開示プロセスを実装するためのガイド
例えば“ソースコード管理プラットフォーム設定のベストプラクティス”は、「GitHub」や「GitLab」などのSCM(Supply Chain Management)プラットフォームのセキュリティを確保し、ベストプラクティスを実装するためのガイドだ。“npmベストプラクティスガイド”であれば、パッケージ管理ツール「npm」を使う際のセキュリティサプライチェーンを維持するためのベストプラクティスを説明した包括的なドキュメントとなっている。
ガイドは全てLinux Foundation JapanのWebページで閲覧可能だ。
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