連載
【 Set-Disk 】コマンドレット――コンピュータのディスク設定を変更する:Windows PowerShell基本Tips(91)
本連載は、PowerShellコマンドレットについて、基本書式からオプション、具体的な実行例までを紹介していきます。今回は「Set-Disk」コマンドレットを解説します。
本連載では、Windows PowerShellの基本的なコマンドレットについて、基本的な書式からオプション、具体的な実行例までを分かりやすく紹介していきます。今回は、コンピュータに接続されたディスクの設定を変更する「Set-Disk」コマンドレットです。
Set-Diskコマンドレットとは?
「Set-Disk」は、コンピュータに接続されたディスクの設定を変更するコマンドレットです。
ディスクの設定を変更するシナリオはあまりないと思いますが、例えば「ファイルシステムのアクセス制御に頼らず、ディスク全体を“読み取り専用”にしたい」であるとか、「ディスク保全を目的として緊急的にディスクをオフラインにしたい」といった対応を取らざるを得ない場合に、非常に有用なコマンドレットになります。
Set-Diskコマンドレットの主なオプション
オプション | 意味 |
---|---|
-Number | 設定を変更したいディスクの番号を指定する。「-UniqueId」オプション指定時には省略可能 |
-UniqueId | 設定を変更したいディスクのユニークIDを指定する。「-Number」オプション指定時には省略可能 |
-IsOffline | ディスクのオフライン状態を「$true/$false」で指定する。省略可能 |
-IsReadOnly | ディスクの読み取り専用状態を「$true/$false」で指定する。省略可能 |
指定したディスクをオフライン状態にする
ディスクをオフラインにすることで、ディスク上のデータにはアクセスできなくなります。Set-Diskコマンドレットでディスクをオフライン化するには、「-IsOffline」オプションを使用します。オフラインにする場合は「$true」、オンライン(アクセス可能な状態)にする場合は「$false」を指定します(画面1)。
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