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父のようなエンジニアなりたい そして少女は海を渡ったGo AbekawaのGo Global!〜アリシアさん from マレーシア(前)(1/2 ページ)

グローバルに活躍するエンジニアを紹介する本連載。今回はNTTデータ ニューソンでセキュリティ業務に携わるAlicia Lee(アリシア・リ)さんにお話を伺う。高校卒業と同時に来日を決めたアリシアさん。その背中を押したのは母の「やってみたら」という優しい助言だった。

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 国境を越えて活躍するエンジニアにお話を伺う「Go Global!」シリーズ。今回はNTTデータ ニューソンでセキュリティを担当しているAlicia Lee(アリシア・リ)さんにお話を伺った。英語や中国語、日本語にマレー語と複数の言語を使いこなすアリシアさんは、無類のテレビ好きだった?

 聞き手は、アップルやディズニーなどの外資系企業でマーケティングを担当し、グローバルでのビジネス展開に深い知見を持つ阿部川“Go”久広。

活発な、分かりやすい子どもだった

阿部川 “Go”久広(以降、阿部川) 生まれも育ちもマレーシアですね。

Alicia Lee(アリシア・リ 以下、アリシアさん) ペナン島で生まれ、18年間、マレーシアに住んでいました。ペナン島は、最近では日本のテレビ番組などでも多く紹介されるようになりましたね。高校を卒業してすぐに、日本の語学学校に通うために来日しました。

阿部川 ということは、すでに日本での生活は10年以上になるのですね。

アリシアさん そうです。ですから友人に「マレーシアの良いところはどこ?」と聞かれても、最近のマレーシアのことをほとんど知らないのです(笑)。

阿部川 なるほど。マレーシアの学校のシステムは日本と同じですか。

アリシアさん おおむね同じです。日本は中学校が3年と高校が3年の計6年ですが、マレーシアはそれが5年になる、というくらいです。ですから高校を卒業するときは17歳です。高校卒業後は大学進学の準備として1年間、予備校で「A-Level」という教育プログラムを受けます。ちなみにこの名称は英国の学校制度から来たものです。

阿部川 子どものころは、どんなお子さんでしたか。

アリシアさん 活発な、分かりやすい子どもだったと思います。本を読むことはあまり好きではありませんでした。外でよく飛び回ったり走ったりして遊んでいました。両親がフルタイムで働いていたので、兄弟と一緒に祖父母のところで過ごすことが多かったですね。

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幼少期のアリシアさん。大きな時計を付け、電話機を持ってお父さんのまねをしているのでしょうか。

阿部川 そうですか。活発でいらしたのに、それではそれほど外で自由には遊べませんでしたね。

アリシアさん そうかもしれません。でも私はテレビを見るのが大好きだったので、結構家にいることも苦にはなりませんでした。

阿部川 どんな番組を見ていたか覚えていますか。

アリシアさん ほとんど何でも見ましたよ。「カートゥーン ネットワーク」とかディズニー映画、「ナショナルジオグラフィック」などさまざまです。祖父母が広東語を話すので、香港の番組もよく見ました。現在は、どちらかというと「YouTube」などネットを見ることが多くなってきましたが、テレビ好きは今でも続いています(笑)。ニュースや経済関連の情報番組も好きです。

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