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96%の企業が「クラウドリスクを軽減できていない」と回答 チェック・ポイントが調査レポートを発表:セキュリティで「防止」を重視する企業は21%
チェック・ポイントは2024年版のクラウドセキュリティレポートを公開した。クラウドのセキュリティインシデントが前年と比べて大幅に増えているものの、クラウドセキュリティで「防止」を重視する企業はわずか21%だった。
チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズは2024年5月13日、2024年版の「クラウドセキュリティレポート」を公開した。これは、北米や欧州、アジア太平洋地域などのサイバーセキュリティ専門家を対象に、クラウドサービスを利用する企業がセキュリティ上の障害にどのように取り組んでいるかを調査、分析したもの。それによると61%が、過去12カ月の間にパブリッククラウド利用に関連したセキュリティインシデントを経験していることが分かった。
91%が従来のツールで検知できない脅威を警戒
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