「これこそ、ノーコードの有効活用例」という事例を集めたレポート ノーコード推進協会が無償提供開始:ノーコードは生成AI活用のためのツールとしても注目
ノーコード推進協会は、「ノーコード開発バイブル2024 Summer 特別版」の無償提供を開始した。同社が開催した「第2回日本ノーコード大賞」で表彰された3賞の概要資料と、ノーコードツールの自治体事例が掲載されている。
ノーコード推進協会(NCPA)は2024年8月9日、「ノーコード開発バイブル2024 Summer 特別版」の無償提供を開始すると発表した。同年6月に同社が開催したイベント「第2回日本ノーコード大賞」で表彰された企業の取り組みや、ノーコードツールの自治体導入事例などが掲載されている。
生成AI活用のためのツールとしても注目されるノーコード
ノーコード開発バイブル2024 Summer 特別版は、Part1とPart2の2部構成になっている。Part1では、第2回日本ノーコード大賞で表彰された各社の事例が紹介されている。
例えば、大賞を受賞したLIMNOは「ノーコード活用で『現場のDX』推進」と題し、「ITリテラシーがなくても現場の知恵が生きるIT化」を目指した市民開発の推進について紹介している。優秀賞を取った大日本印刷は「全社横断型コミュニティーで実現する新たなR&Dの形〜DNP生成AIラボ・東京〜」とし、ノーコード開発ツールを通じて、社内における生成AI(人工知能)の利活用を前進させる取り組みについて紹介している。
Part2では、自治体向けのノーコードツール導入事例などが紹介されている。掲載されているのは、アステリアの「Platioの導入事例&使い方提案」やテリロジーサービスウェアの「EzAvaterの導入事例&使い方提案」、ヒューマノーム研究所の「HumanomeEyes、Humanome CatDataの使い方提案」など計6つだ。
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