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「多くの企業のシステムに死角が残されている」 フォーティネットがOTセキュリティのレポートで指摘:回答者の約半数が「脅威のせいで生産性が低下した」と回答
フォーティネットは、「OTサイバーセキュリティに関する現状レポート」を発表した。OTセキュリティ態勢の強化はこの1年で前進したものの、依然として課題が残されているようだ。
フォーティネットジャパンは2024年9月2日、「OT(Operational Technology)サイバーセキュリティに関する現状レポート」を発表した。これは、OTに責任を負っているプロフェッショナルを対象に実施し、550人以上から有効回答を得た。それによると、OTセキュリティ態勢の強化はこの1年で前進したものの、改善すべき重要な領域が依然残されていることが明らかになった。
前回調査から「システムを可視化できている企業」が半減
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