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プログラミング言語ユーザー数、PythonとJavaの2位争いが続く中、大差をつけた1位は? 2024年第3四半期SlashData開発者調査:AIチャットbotの利用増加も明らかに
調査会社のSlashDataは、開発者によるプログラミング言語とAIチャットbotの使用状況に関する調査レポートをまとめ、概要を公式ブログで紹介した。
調査会社のSlashDataは2024年11月21日(米国時間)、世界のソフトウェア開発者(以下、開発者)の現状調査レポート「State of the Developer Nation 27th Edition」のうち、開発者によるプログラミング言語とAI(人工知能)チャットbotの使用状況についてそれぞれまとめたレポートの概要を公式ブログで紹介した。
同調査は、2024年第3四半期に世界130カ国以上の開発者を対象に実施され、9000人以上の回答を得た。調査対象の開発者には専門家の他、愛好者、学生も含まれる。開発者によるプログラミング言語とAIチャットbotの使用状況に関する各レポートの概要は以下の通り。
PythonとJava、2位争いが続く――プログラミング言語の使用状況
SlashDataは、主要プログラミング言語のコミュニティー規模を下のグラフのように推計している。調査結果のハイライトとして以下を挙げている。
- 「JavaScript」は2740万人が使用していると推計され(「TypeScript」使用者を含む)、最大の開発者コミュニティーを擁している。JavaScriptユーザーは過去12カ月に480万人増加した
- 「Python」と「Java」はコミュニティー規模で2位争いを続けてきたが、2024年に入ってPythonが2位を維持している。機械学習(ML)およびAIアプリケーションの人気が高まっている他、統合プロジェクトが活発なことが背景にありそうだ
- 「Go」と「Rust」はまだニッチな存在にとどまっているが、過去12カ月でそれぞれ100万人、80万人のユーザーを獲得し、大幅な成長を続けている
- スタートアップ(新興企業)の開発者は、他の企業の開発者よりも幅広い言語を使用している可能性が高い
- スタートアップの開発者は他の企業の開発者よりも、「Kotlin」、Go、Rustなど、より新しいプログラミング言語を使用している可能性が高い
AIチャットbotの使用状況に関するレポート
SlashDataは、2024年第1四半期と第3四半期でAIチャットbotの使用状況を比較調査した。問題解決への使用状況については、調査対象を開発者だけでなく、非技術者にも広げた。調査結果のハイライトは以下の通り。
- 問題解決、学習、調査にAIチャットbotを使用しているかどうかを開発者に尋ねたところ、学習、調査に使用している開発者の割合は、2024年第1四半期から第3四半期までの過去6カ月でそれぞれ1ポイント、2ポイントの伸びにとどまったが、問題解決に使用している割合は、40%から45%へと5ポイント増加した
- AIチャットbotを使用している開発者の割合の変化を属性別に見ると、専門家は過去6カ月で44%から46%へとわずかに上昇したが、愛好者は39%から44%に、学生は41%から46%に、それぞれ5ポイントずつ伸びた
- 非技術者は、問題解決にAIチャットbotを使用している割合が大きく上昇した。非技術者全体では32%から39%に増加し、このうちプロダクトマネジャー、マーケティング担当者、営業担当者では、24%から38%に急増した
- 地域別では、南米の上昇が大きく、AIチャットbotを使用している割合が過去6カ月で35%から42%に増加した
この2つのレポートは「SlashData Research Space」に登録すれば、無料でアクセス、閲覧、ダウンロードできる。
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