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「あけおめ退職」 20代の4割以上が経験 1万4000人の調査で明らかに年末年始は退職者が最も多い マイナビ調査

マイナビは、正社員と企業の採用担当者を対象に実施した「年末年始休暇と転職に関する調査」の結果を発表した。正社員の3人に1人が年末年始休暇を通じて「会社を辞めたい」と考えた経験があるという。

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 マイナビは2025年12月18日、正社員と企業の採用担当者を対象に実施した「年末年始休暇と転職に関する調査」の結果を発表した。

 同調査は、20〜59歳の年末年始休暇がある正社員と、2025年11月に採用活動を行ったか今後3カ月で採用活動をする予定の中途採用担当者に実施し、1万4289人から回答を得た。

 調査では、年末年始休暇明けの出社時に同僚や先輩、後輩など比較的近しい人物が退職していた状況を「あけおめ退職」と定義。年末年始休暇明けに出社した際、あけおめ退職を経験した正社員は、約3割に上ることが判明した。正社員の3人に1人が年末年始休暇を通じて「会社を辞めたい」と考えた経験があるという。

あけおめ退職を20代の4割以上が経験 休暇中に高まる退職意向

 年末年始休暇がある20代から50代の正社員のうち、あけおめ退職を経験したことがある割合は28.4%だった。年代別に見ると、20代での経験率は41.1%と突出して高く、他の年代よりも身近な人の退職に直面しやすい傾向が見られた。

(提供:マイナビ)
(提供:マイナビ)

 周囲の退職を知った際の感情について尋ねたところ、「寂しい」「ショック」「驚き」といった反応に加え、「今よりも良い条件の職場を見つけている」「将来を考えて行動している」といった羨望(せんぼう)に近い感情を抱くケースも見られた。

 一方で、「人員減による負担増への懸念」や「業績悪化への不安」といった現実的な問題を憂慮する声もある。マイナビは、同僚の退職が残された従業員の心理に複雑な影響を与えていると分析している。

きっかけは待遇や業務量への不満

 回答者自身の退職意向については、全体の30.8%が年末年始休暇を通じて「今の会社を辞めたい」と思ったことがあると回答した。そのタイミングとしては、「連休明け(12.3%)」よりも「連休中(18.5%)」の方が高く、特に20代では連休中に辞めたいと考える割合が24.9%に達している。

(提供:マイナビ)
(提供:マイナビ)

 辞めたいと思ったきっかけは「給与や待遇への不満」「業務量の多さ」「人間関係の疲れ」が挙がった。帰省や友人との交流を通じて自身の現状を客観視する機会が増えることや、長期休暇明けの業務再開に対する心理的負担が退職意向を高める要因となっている。

求められるのは「業務負荷の均一化」や「休暇明けのスモールスタート」

 会社を辞めたいと考えた回答者に対し、どのようなサポートがあれば気持ちが変わるかを聞いた結果、待遇面での改善要望に加え、業務プロセスに関する意見も多く寄せられた。

 具体的には「業務負荷の均一化」や「有休取得の容易化」の他、「休暇明けは軽い業務から始める」といった配慮を求める声があった。また「正当な評価制度」や「パワハラ排除」など、職場環境の公平性や人間関係の健全化を望む回答も見られた。ただし、「どんなサポートがあっても気持ちは変わらない」とする回答も一定数存在し、企業側の対策だけでは引き止められないケースがあることも示唆されている。

(提供:マイナビ)
(提供:マイナビ)

採用担当者も「年末年始」を警戒、退職リスクが最も高い長期休暇に

 企業の中途採用担当者を対象とした調査でも、退職者が発生しやすい長期休暇として「年末年始休暇」がトップに挙げられた。

 退職者が最も多かった長期休暇について質問したところ、「年末年始休暇」(23.4%)が最多となり、次いで「ゴールデンウィーク休暇」(21.0%)、「夏季休暇」(9.7%)と続いた。一方、「どの長期休暇後にも退職者は出たことがない」と回答した企業も30.1%あり、長期休暇が必ずしも退職に直結するわけではない状況も見て取れる。

(提供:マイナビ)
(提供:マイナビ)

 同調査を担当したマイナビキャリアリサーチラボの朝比奈あかり氏は「年末年始休暇は家族や友人と話す時間や、自分の働き方を振り返る貴重な機会であり、個人にとってはキャリア形成を考える好機になる」と指摘した上で、「企業は休暇明けの負担軽減や公平な評価制度の構築など『選ばれる職場づくり』を進めること」を提言している。

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