未経験ITエンジニアの「お見送り」原因と内定が出やすい5つの評価ポイント:RUNTEQ、未経験エンジニア採用分析レポート
RUNTEQは、2025年の1年間に提携企業から寄せられた人材選考に関するフィードバックを分析したレポートを公表した。
ITエンジニア育成スクールを運営するRUNTEQは2026年1月6日、提携企業から寄せられた人材選考フィードバックを集計・分析した「RUNTEQ生選考レポート2025」を発表した。2025年の1年間に企業から寄せられた内定理由やお見送り(不採用)理由などを分析した結果、評価につながりやすいポイントは5つに集約されるという。
企業が内定を出した人に共通する5つの評価ポイント
同社が企業からのフィードバックを整理して集約した、内定時の評価ポイントは下記の5つ。
1.自ら前に進める「自走力・継続力」
企業は「現時点でどこまでできるか」よりも、学習の継続性やキャッチアップ力など「入社後にどれだけ成長していくか」を重視する傾向が見られた。
2.課題起点で考える「プロダクト志向」
技術を目的化せず課題解決の手段として捉えているか、「なぜ作り、どう改善したのか」という思考プロセスが高く評価されていた。
3.過去の経験を強みに変換できているかどうか
企業は応募者がこれまでのキャリアをどのように整理し、今後どのように生かそうとしているかを重視しているという。
4.運用・品質まで意識したアウトプット
自身のポートフォリオに関して、完成させたこと自体よりも、設計や品質、運用を意識しているかどうかが重要視されているという。
5.チームで価値を出せる「ソフトスキル・協働性」とカルチャーフィット
企業は未経験人材を、技術とともにソフトスキルもセットで評価する傾向があるという。
「お見送り」の理由は単純なスキル不足ではない
一方、お見送り理由として見られたのは、単純なスキル不足ではなく「再現性・一貫性」への懸念だった。具体的には、「実装意図や思考プロセスの説明力の不足」が挙げられる。企業は「触ったことがある」ではなく、説明や切り分け、復元ができる深い理解状態を求めている。
「志向・キャリアの一貫性が伝わらない」ことも不採用の一因となり得るという。企業はストーリー全体から、成長の方向性や定着性を判断しているため、一貫性を持たせたアプローチが重要になるという。
この他、「企業側の採用注力ポジションの変更」といった、本人要因ではない外部要因も不採用理由として一定数存在した。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
「注目職種ランキングTOP10」発表 「開発組織を率いる職種」へのスカウトニーズが増加
キャリアSNSを運営するYOUTRUSTは、サービス内データに基づいた「注目職種ランキングTOP10」を発表した。2025年版では、開発組織をけん引するポジションへのスカウト率が高い傾向にあったという。
ひろゆきの予測「SIerは衰退する」 AIが変えるエンジニア採用
「技育祭2025【秋】」にひろゆき氏が登壇。学生からの「AIに職を奪われるか」「SIerはオワコンか」といった質問に、現役エンジニアの視点で回答した。「コーディングはAIができる」「大企業を目指せ」など、生成AI変革期におけるキャリア形成について語られた、忖度(そんたく)なしのリアルな助言をレポートする。
優秀なエンジニア志望学生は「AI肯定」、AI活用度が低い企業は「選ばれない」
paizaの調査レポートによると「生成AI活用を進めていない企業は、魅力が致命的に下がる。企業側も具体的なAI戦略と育成方針を示すことが重要だ」という。
