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住信SBIネット銀行、勘定系のAWS移行でDatadog採用 「アラート疲れ軽減」「影響分析は5分に」オブザーバビリティーで安定性と俊敏性を両立

住信SBIネット銀行は勘定系システムのAWS移行に当たり、Datadogのプラットフォームを採用した。移行は2028年初頭までを予定しており、継続的な安定稼働を目指す。

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 運用監視ツールベンダーのDatadogは2026年2月9日、住信SBIネット銀行が、勘定系システムをAmazon Web Services(AWS)のクラウド環境へ移行するに当たり、DataDogのプラットフォームを採用したことを発表した。

 住信SBIネット銀行は、日本IBMのオープン系勘定系システム「NEFSS」をベースとするインターネットバンキングの中核システムについて、迅速かつ柔軟なサービスの提供をさらに強化することを目的に、2028年初頭までにAWSを採用したクラウド環境へ移行することを決定。

 この新たな環境を支える基盤として、ミッションクリティカルなシステムの長期的なレジリエンスを確保するため、同社内で実績のあるDatadogのオブザーバビリティーおよびセキュリティ統合プラットフォームを採用した。

複数の監視ツールを集約、アラート疲れを大幅軽減

 住信SBIネット銀行はこれまで、多くのシステムの監視にDatadogの統合プラットフォームを導入しており、その結果応答速度やエラーなど、顧客サービスに直接影響を与える主要指標を可視化し、改善すべき対象を迅速に特定できるようになったという。また包括的なオブザーバビリティーの活用を通じて、サービス品質と運用効率の両面での向上が実現し、安定性と俊敏性を両立した業務運営を維持しながら顧客サービスの進化を継続的に支えているとしている。

 運用面での大きな課題であった「アラート管理」も大きく改善し、具体的には大量の通知による情報過多、重要度の高い問題を特定する難しさ、夜間や週末における低優先度アラートへの不要な対応といった課題が解消し、担当者の「アラート疲れ」を大幅に軽減した。さらに、複数の監視ツールをDatadogの統合プラットフォームへ集約したことで、インシデント対応に要する時間を大幅に短縮し、運用コストの削減とチーム間の連携強化を実現できたという。

影響分析に要する時間を60分から約5分へと短縮した例も

 住信SBIネット銀行の佐藤武氏(システム運営部長)は、「デジタルバンクとして、システムの安定性と俊敏性は顧客へ信頼性の高いサービスを提供する上で極めて重要だ」と述べている。AWSとの高度な連携が可能なDatadogの導入により、影響分析に要する時間を最大で60分から約5分まで短縮した事例もあり、迅速な対応と高品質なサービス提供を両立できているという。2028年までに移行を予定している勘定系システムのクラウド化についてもDatadogを採用することを決定し、高品質なサービスを安定的に提供するとしている。

 Datadog Japanの正井拓己氏(プレジデント&カントリーゼネラルマネージャー 日本法人社長)は、「銀行業務においてシステムの安定稼働は極めて重要だ」と指摘し、今回のDatadog採用により住信SBIネット銀行は「障害の早期検知と迅速な復旧を可能にするレジリエントなクラウド環境を多くのサービスで実現してきた」と述べている。

収集されたデータを活用しAIによる予兆検知を高度化

 住信SBIネット銀行は今後、勘定系システムの移行とともに、Datadogのオブザーバビリティープラットフォームを通じて収集された膨大なデータを有効活用し、AIによる予兆検知や自動リソース最適化の高度化などを目指すという。これによりシステム運用の信頼性と効率性をさらに向上させ、常に一貫性と安心感のあるサービス体験を顧客に提供していくことを目指すとしている。

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