エンがテスト時間を約50%削減 テスト自動化を巡る「運用負荷」をどう解消?:実行回数は導入前の約6倍、月間3000回規模に 「Tricentis Testim」導入
Tricentis JapanはエンがAI駆動型テスト自動化ソリューション「Tricentis Testim」を導入し、テスト自動化の大幅な範囲拡大と効率化を実現したと発表した。
Tricentis Japanは2026年2月12日、求人・求職メディアの運営や人材紹介、活躍・定着支援サービスを提供するエンがAI(人工知能)駆動型テスト自動化ソリューション「Tricentis Testim」(以下、Testim)を導入したことを発表した。
AI活用やプロダクト開発の内製化を積極的に推進しているエンでは、サービス品質の向上と迅速なリリースを両立するため、品質保証(QA)体制の強化が重要なテーマとなっていた。
同社プロダクト開発室のQA組織においては、テスト自動化ツールを導入していたものの、機能の制約や運用負荷、テストの実行速度といった課題が現場で顕在化していた。特に、アジャイル開発を前提とした開発体制の中で、テスト自動化をどのようにスケールさせ、組織全体に定着させていくかが大きな課題になっていたという。
DevOpsとの親和性やテスト実行速度を重視して選定
こうした課題を解決するために、エンはテスト自動化環境をゼロベースで見直すことになった。DevOpsとの親和性やテスト実行速度、メンテナンス性、将来的なスケーラビリティを重視してソリューション選定を実施。その結果、並列実行による高速なテスト、キャプチャー&リプレイ方式による直感的なシナリオ作成、高い自由度と使いやすさを兼ね備えたTestimを採用したという。
Testimの導入により、エンではテスト実行回数が従来と比べて約6倍に増加し、月間3000回を超える規模にまで拡大。テスト時間は全体で約50%削減され、一部のテストケースでは従来比5分の1以下の時間で完了するなど大幅に効率化しているという。
Testimの導入は定量的な成果にとどまらず、QA業務の進め方そのものにも大きな変化をもたらした。現在では、QAチームのみならず開発エンジニアを含む30人以上がTestimを活用しており、日常的な品質基盤として現場に定着しているという。
テストの量と質が向上し他プロダクトへの横展開も視野に
エン プロダクト開発室 QAグループ グループマネージャー 三浦佑介氏は、「Testimの導入によって、限られた時間の中で実行できるテストの量と質が大きく向上した」と述べている。
「テスト自動化の効率化により、QAチームが本来注力すべき『品質をどう定義し、どう高めるか』という議論に時間を使えるようになったことは大きな成果だと感じている」((三浦氏)
こうした成果を踏まえ、今後エンではQA組織の拡大とともに、他プロダクトの開発プロジェクトへのTricentis Testimの横展開も視野に入れつつ、UI(ユーザーインタフェース)ベースのE2E(エンドツーエンド)テスト自動化を通じた品質向上を目指すとしている。
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