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AIコーディングと“スライド作成”が同時にできる「DexCode」、オープンソースで公開開発者の集中を途切れさせない

コーレは、AIコーディングエージェントを活用してスライド資料を作成・編集するためのオープンソースツール「DexCode」を公開した。開発者はターミナルを離れずに自然言語でスライドを作成できる。

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 AIプロダクト開発企業のコーレは、AIコーディングエージェントを活用してスライド資料を作成・編集するためのオープンソースツール「DexCode」(デックスコード)を公開した。2026年3月3日に発表した。MITライセンスで「GitHub」から無料で利用できる。

開発者の「コンテキストスイッチ」を解消

 開発者がスライド資料を作成する場合は、ターミナルを閉じて「PowerPoint」や「Googleスライド」を開いて作業することが多い。その際、作業の切り替えによって集中力が途切れる「コンテキストスイッチ」が生産性低下の一因とされてきた。

 DexCodeは、AIコーディングエージェント「Claude Code」や「Codex」を使った開発作業中に、同じターミナル環境のまま自然言語の指示によってスライドを作成できるツールだ。

 スライドの内容をMDX(Markdown + JSX)形式で記述する設計により、AIコーディングエージェントがコードを書くのと同様の操作でスライドの生成・編集ができる。

,DexCodeが標準搭載するスライドコンポーネントの一覧。表、チャート、コードブロック、比較表、ロードマップなど豊富なレイアウトをすぐに利用できる(提供:コーレ)

 DexCodeでは、16:9ワイドスクリーン対応の多様なスライドタイプ(カバー、コンテンツ、比較、タイムライン、統計など)を標準搭載。チャート、アイコン、数式、コードブロック、カードレイアウトなど豊富な組み込みコンポーネントにより、技術発表から経営報告まで幅広い場面での利用が想定されている。

DexCodeの主な特徴

 DexCodeの主な特徴は以下の通りだ。

スライド作成のためにターミナルを離れる必要がない

 開発者の作業環境をそのまま維持できる。Claude Codeでプロダクトのコードを書いている最中に、「ついでに明日の発表資料も作って」と指示するだけで、同じターミナルセッションからスライドが生成される。ブラウザ上のWeb UIはプレビューとプレゼンテーション専用で、作成・編集は全てAIエージェントが行う。

カスタマイズも自然言語で指示

 テーマカラー、フォント、ロゴ配置、アクセントラインなどを設定ファイルで制御できる設計となっており、カスタマイズ自体もClaude Codeに指示できる。「コーポレートカラーに合わせて」「もっとシンプルなデザインに変えて」と伝えるだけで、AIがテーマ設定を書き換え、全スライドに反映する。

画像生成やSVG図解のスキルを搭載

 DexCodeにはClaude Code向けのスキル(AIエージェントへの専用指示セット)として、画像生成スキルとSVG(Web用ベクター画像フォーマット)図解スキルが組み込まれている。例えば「このビジネスモデルを図解して」と伝えればSVGで図解が生成され、「このスライドにイメージ画像を入れて」と指示すればAI画像生成によるビジュアルを挿入できる。

プレゼンテーション機能

 プレゼンターモード(プロジェクター用の別ウィンドウでリアルタイム同期)、スピーカーノート、キーボードショートカット、PDF/PPTXエクスポートなど、実務で必要になる機能を備える。ローカルのWebサーバを安全にインターネットに公開できる「Cloudflare Tunnel」を利用したワンクリック共有機能も搭載しており、リモートでの資料共有にも利用できる。

音声入力との組み合わせ

 「Aqua Voice」などの音声入力ツールと組み合わせることで、キーボードを触ることなく、会話するようにスライドを作成できる。

DexCodeの利用イメージ

,DexCodeの利用フロー。ターミナルでの指示からスライド生成、修正、共有までを4ステップで完結できる(提供:コーレ)

 Claude Codeを使った開発作業中に「明日の進捗(しんちょく)報告用のスライドを5枚作って。このプロジェクトのスプリントの内容をまとめてほしい」と指示すると、AIエージェントがMDXファイルを生成し、隣のブラウザウィンドウにスライドがリアルタイムで表示される。

 再起動なしに変更が反映されるホットリロードに対応しており、ファイルが保存されるたびにプレビューが更新される。修正も「3枚目にアーキテクチャ図を追加して」などとターミナルから指示するだけで完了する。

 DexCodeは「Node.js 20」以上の環境があれば、GitHubからリポジトリを取得してすぐに利用を開始できる。

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