東急不動産HDが脱VMware、「使用料が契約時の2倍以上」からコストを何%削減できたのか?:6週間で本番運用
Nutanix Japanは、東急不動産ホールディングスが基幹業務システム基盤を「Nutanix Cloud Clusters(NC2)on AWS」に移行したと発表した。
Nutanix Japanは2026年4月22日、東急不動産ホールディングス(以下、東急不動産HD)が基幹業務システム基盤を「Nutanix Cloud Clusters(NC2)on AWS」に移行したと発表した。人事、給与、財務会計、営業管理などの基幹システムを支える仮想サーバと大量のデータを6週間でNC2 on AWSに移行した。
使用料が契約時の2倍以上に跳ね上がることが明らかに
東急不動産HDではDX(デジタルトランスフォーメーション)推進の一環として業務システム基盤のクラウド化を進めてきた。2022年から2024年末にかけて、仮想サーバをAWS(Amazon Web Services)上で提供される「VMware Cloud on AWS」(以下、VMC)に移行してきたが、VMwareの料金改定により、2025年における契約更新後の使用料が、契約時の2倍以上に跳ね上がることが明らかになったという。
基盤の切り替えを決断した同社は、2025年にNC2のPoC(概念検証)を始動させ、同年5月下旬からNC2本番環境の構築をスタート。7月に仮想サーバ266台とデータの移行を終え、現場業務に影響が出ることもなく、実質6週間で本番運用に至ったという。
ランニングコストを40%削減
東急不動産HDの愛川洋一氏(グループDX推進部 ITインフラ企画グループ 兼 東急不動産株式会社 DX推進部 ITインフラ企画グループ グループリーダー)は、「NC2への切り替えによって、ランニングコストを、VMCを継続した場合の約60%に抑えられた。基盤の可用性、拡張性も高い水準で確保され、従来のVMCで使えていた機能はNC2でも全て使えており、本番運用開始からトラブルは起きていない」と述べている。
東急不動産HDでは、今後も業務システム基盤のNC2への移行を進めると同時に、事業継続計画(BCP)対策の強化や、「Nutanix Cloud Manager」などを活用したクラウドリソースの最適化やコスト効率の改善に取り組む計画だという。
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