遠くのファンクションキーより近くのショートカット 作業効率爆上がりのMS-IME隠れ機能5選:Tech TIPS
文章作成やチャット作業で入力作業を効率化したいと感じる場面は多い。Windows 11標準の日本語入力システム(MS-IME)には、使いこなすと劇的に作業効率が上がる機能が潜んでいる。本Tech TIPSでは、日付や時間の即時変換からショートカットキーによる文字種変換まで、知るだけで入力速度が上がる機能5選を解説する。
対象:Windows 11
知るだけで作業効率が爆上がるMS-IMEの隠れ機能5選
文章作成やチャット作業で入力作業を効率化したいと感じる場面は多い。Windows 11標準の日本語入力システム(MS-IME)には、使いこなすと劇的に作業効率が上がる機能が潜んでいる。本Tech TIPSでは、日付や時間の即時変換からショートカットキーによる文字種変換まで、知るだけで入力速度が上がる機能5選を解説する。
文章作成やチャットツールでのやりとりで、「もっとスムーズに文字入力できたらいいのに」と感じたことはないだろうか。実はWindows 11標準の日本語入力システム(MS-IME)には、あまり知られていないものの、使いこなすと劇的に作業効率が上がる機能が潜んでいる。
本Tech TIPSでは、一般的な変換テクニックを超えた、知る人ぞ知る超便利な入力TIPSを5つ紹介する。
「きょう」「いま」で日付・時刻に変換
日付や時刻を入力する際、わざわざカレンダーや時計を確認しながら「2026年8月10日」や「17時55分」と手入力する必要はない。平仮名で「きょう」「いま」と入力して変換するだけで、現在の正確な日時が候補に表示される。
「きょう」と入力すれば、「2026年8月10日」「令和8年8月10日」「8月10日(月)」など複数の表示形式が候補として示される。好みの表示形式を選択して、確定すればよい。
同様に「いま」で変換すれば、「17時55分」「午後5時55分」「17:55」など現在の時刻が候補に上がる。
「あした」「きのう」「ことし」などでも同様に日付変換が可能だ。カレンダーや時計を見る必要もないので素早い入力が可能となる。
「きょう」「いま」で日付・時刻に変換
「きょう」で変換すれば、当日の日付が「2026/08/10」「令和8年8月10日」「2026年8月10日」など複数の表示形式で候補に表示される。好みの表示形式を選択して、確定すればよい。
「ハイフン付き郵便番号」で住所を一発変換
住所を入力する際、都道府県や市区町村を1文字ずつ打つのは非効率だ。7桁の郵便番号を「ハイフン付き」で入力して変換キーを押すだけで、該当する住所が候補として表示される。
例えば、「100-0001」で変換すると、「東京都千代田区千代田」が候補として表示される。ただし、「1000001(ハイフンなし)」だと住所は候補として表示されないので、必ず「100-0001」のようにハイフンを含めて入力する点に注意が必要だ。
「ハイフン付き郵便番号」で住所を一発変換する
ハイフン付きの郵便番号を入力して変換すると該当する住所が候補に表示される。Excelで住所録などを作成する場合、いちいち住所を全て入力するよりも楽に入力可能だ。
なお、比較的新しい郵便番号は住所に変換されないことがあるので注意しよう。
[Ctrl]+[T]/[I]/[O]キーで文字種変換
日本語入力中に英単語や片仮名を打ち込んだ際、キーボード上部のファンクションキー([F6]〜[F10]キー)まで指を伸ばすのはタイムロスになる(ノートPCでは同時に[Fn]キーも押さなければならない機種もあり、さらにタイムロスが増えがちだ)。確定前であれば、ホームポジションから手が届く[Ctrl]キーとの組み合わせで瞬時に文字種を変更できる。
- [Ctrl]+[T]= 半角英数に変換(例:さんぷる → sannpuru → SANNPURU → Sannpuru → sannpuru)
- [Ctrl]+[I] = 全角片仮名に変換(例:さんぷる → サンプル)
- [Ctrl]+[O]= 半角片仮名に変換(例:さんぷる → サンプル)
- [Ctrl]+[U] = 平仮名に戻す(例:サンプル → さんぷる)
- [Ctrl]+[P]= 全角英数に変換(例:さんぷる → sannpuru)
[Ctrl]+[T]/[I]/[O]キーで文字種変換(1)
半角英数字や全角片仮名などに変換する場合、変換候補から選択しなくても、[Ctrl]+[T]キーや[Ctrl]+[I]キーなどを押すことで一発に目的の文字種に変更可能だ。
[Ctrl]+[T]/[I]/[O]キーで文字種変換(2)
[Ctrl]+[T]キーを押すと、半角英数字に変換できる。同様に[Ctrl]+[I] キーで全角片仮名、[Ctrl]+[O]キーで半角片仮名、[Ctrl]+[U]キーで平仮名に戻すことができる。
特に[Ctrl]+[T]キーは、連続で押すことで「小文字 → 大文字 → 先頭大文字」に変換できるので、英語交じりの文章作成時に効果的だ。
[Esc]キーで変換中のミスを一瞬で全消去
長い文章をタイプしている途中で押し間違えに気付いた際、[Backspace]キーを連打して1文字ずつ消すのは面倒だ。押し続けて、うっかり必要以上の文字を消してしまい、再度入力したという経験は誰にでもあるだろう。
このような場合は、文字入力中(変換確定前)に[Esc]キーを押せばよい。現在入力途中の未確定文字列が一瞬で丸ごと消去できる(変換候補の選択中などの場合、消去するには[Esc]キーを複数回押す必要がある)。タイプミスをした際にすぐやり直せるため、打ち直しのストレスが大幅に軽減される。
「単語の登録」で短縮キーワードや定型文を登録
メールの冒頭などの定型文や取引先の会社名など、毎回手入力するのは結構面倒だ。タイプミスで会社名がおかしくなっていることに気付かず、相手に失礼な状態にもなりかねない。手間やミスを防ぐには、よく使う定型文や固有名詞などは、単語登録機能(ユーザー辞書)を活用し、短い「よみ」に登録してしまうとよい。
例えば、「あいてぃ」に対して「アイティメディア株式会社」という単語を登録しておけば、一瞬で長い社名を出力できる。
定型文を登録する場合、文字数が60文字に制限されている点に注意してほしい。また、改行コードも入力できないので、1行ずつ単語登録したり、改行を除いて1行にして変換後に改行を挿入したりする工夫が必要になる。こうした複雑な定型文については「クリップボード履歴」の方が便利かもしれない(Tech TIPS「【Windows 11/10】勝てる「クリップボードの履歴」活用法」参照)。
また、「お世話になっております」などの通常の名詞を「読み」として登録すると、誤変換の原因になるので、「めえる」や「ああ」 など、通常の文章で入力しない文字列を設定するとよい。
設定方法は以下の手順だ。
■操作手順
- 通知領域の[あ]または[A]アイコンを右クリックしてメニューを開き、[単語の追加]を選択する
- [単語の登録]ダイアログが開いたら、「単語」欄に「アイティメディア株式会社」など変換後の単語、「よみ」に「あいてぃ」などの変換前(入力する)の文字列を入力する。「品詞」欄では「短縮よみ」(登録する単語によって「人名」や「地名」など)を選択しておく
- [登録]ボタンをクリックして単語登録を実行後、[閉じる]ボタンをクリックしてダイアログを閉じる
これで登録した「よみ」を入力することで、変換候補として「単語」が表示されるようになる。よく入力する単語や定型文を登録すれば、入力効率が向上するはずだ。
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