「Windows 10が残存する」企業の言い分、だが一台でも見過ごしてはいけない“その代償”:IT部門は「大半がWindows 11」では安心できない(2/2 ページ)
「Windows 10」のサポートが2025年10月14日に終了してから約10カ月がたった。だがIT資産管理ツールを手掛けるLansweeperによれば、一定のWindows 10搭載端末が依然として企業内で稼働している。稼働台数が減っているとはいえ、企業のIT担当者はこの状況を軽く見てはいけないという。どのような事情があるのか。
そもそもアップグレードできない端末もある
全ての残存端末を無償のアップグレードで解消できるわけではない。Windows 10端末の2.8%は、Windows 11の要件を満たさないハードウェア上で動いている。その場合は、Windows 11の要件を満たす端末へと物理的に交換する以外に方法がない。
ハードウェアの制約で移行できない端末は、特定の業種に偏っている。消費者向け・小売りではWindows 10搭載端末の7.8%がWindows 11の要件を満たさず、運輸・物流が6.1%、製造が3.0%と続く。POS端末やハンドヘルド端末、組み込みコントローラーなど、簡単には交換できない機器が多いことが背景にある。ヘルスケアは例外で、Windows 10の割合は高いものの、移行できない端末は1.1%にとどまる。問題はハードウェアではなく、単に移行が進んでいないことにある。
視野を広げると、「Windows 7」や「Windows 8.1」「Windows XP」も含めたサポート切れのOSは、現在Windows全体の18.7%を占める。拡張セキュリティ更新が2027年10月に失効すると、支えられていた端末はそのまま未サポートの側へ移り、その割合は40.9%に達する。Lansweeperは、まずどの端末がこのリスクを抱えているかを把握し、悪用が確認された脆弱性がある端末から優先的に対処すべきだと、述べている。
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