Oracle管理者のためのSQLリファレンス
■表記ルール
本コーナーの各ページで使用するSQLコマンドの表記ルールを説明します。下記に挙げているのは基本ルールで、実際には複数の表記を組み合わせている場合が多いです。
■大文字
大文字で表記されているのは、Oracleコマンドおよびキーワードです。SQL文を記述する際は、このまま記述します。例1では、「ALTER DATABASE MOUNT;」とそのまま入力します。
例1 | |
ALTER
DATABASE MOUNT; |
■小文字
小文字で表記されているのは、表名、列名、パラメータ名、データディクショナリ・ビュー、動的パフォーマンス・ビューなどです。SQL文を記述する際は、このまま記述します。例2では、「all_users」データディクショナリ・ビューを参照しています。
例2 | |
SELECT
* FROM all_users; |
■小文字+イタリック
小文字+イタリックで表記されている部分は、各自で適当な値に置き換えて入力します。例3では、「user」の部分を書き換え、「DROP USER scott;」などと入力します。
例3 | |
DROP
USER user; |
■[ ]で囲まれ部分
中カッコ[ ]で囲まれた範囲は、オプションで記述する内容です。省略することも可能です。 例4では、自分のスキーマ・オブジェクトではない表を削除する場合、「DROP TABLE scott.emp;」 などと入力します。SCOTTが自分のスキーマ・オブジェクトであるEMP表を削除する場合は、[schema.]を省略して「DROP TABLE emp;」と入力できます。
例4 | |
DROP
TABLE [schema.]table; |
■[ … ]で囲まれ部分
大カッコ[ ]の中に「…」が表記されていると、オプションで記述する内容が繰り返し入力できることを表します。例5では、1つの表の複数の列に索引を作成できることを示しています。例5では、「CREATE INDEX my_index ON emp (job, sal);」と入力することで、EMP表のJOB列とSAL列に索引を作成できます。
例5 | |
CREATE
INDEX index ON table
(column [, column …]); |
■{ | }で囲まれる部分
中カッコ{ }の中に|がある表記は、複数の選択肢の中からどれか1つを選んで記述するべきことを表します。例6では、作成するユーザーの認証方法を3つの中から1つ選ぶことを示しています。例えば、「CREATE USER scott IDENTIFIED BY tiger;」あるいは「CREATE USER scott IDENTIFIED EXTERNALLY;」あるいは「CREATE USER scott IDENTIFIED GLOBALLY AS 'CN=analyst, OU=division1, O=oracle, C=US';」のように入力します。
例6 | |
CREATE
USER user |
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