Database Watch 2008年3月版
今年のスキルアッププランを立てるなら?
加山恵美
2008/3/19
■まだまだあるぞ、データベース試験
データベーススキルの技術認定試験はまだほかにもあります。4月には「情報処理技術者試験」があります。この春期試験では「テクニカルエンジニア(データベース)試験」もあります。本番に向けて、現在ラストスパートをかけている方も多いことでしょう。
ほかにもデータベース関係の試験というと、ベンダー製品のものからオープンソースのものまであります。奇遇といいますか、ほぼ同時期に「1000人超え」を達成した試験が2つありました。
1つは国産の商用データベース、富士通のSymfowareです。2008年1月末現在で富士通ミドルウェアマスター「Symfoware」の認定合格者数が1000人を突破しました。
もう1つはオープンソースのPostgreSQLです。これの認定試験となる「PostgreSQL CE」では、2008年1月21日付の「お知らせ」で受験者が1000人を突破したと発表しています。あくまで受験者なので、そのうち合格者がどれだけいるかは不明ですが、頑張って受験している人がそれだけいるということになります。
ところで、先月はSun Microsystems, Inc. によるMySQL AB買収について述べましたが、Sunは、早速2月26日に買収を完了させたと発表しました。本稿執筆現在、日本法人であるサン・マイクロシステムズのトップページには、「フリーダム、そしてイノベーション」というタイトルとともに、MySQLの象徴であるイルカが高々と飛ぶ写真が掲げられています。これからSunがどのような戦略に出るのか注目したいですね。
◇
ではまた来月、お会いしましょう。
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