Webページ上に配置されるテキストボックスや、ボタン、チェックボックスなどの部品のことを総称して「コントロール」と呼びます。コントロールは[ツールボックス]の中に用意されています。
プロジェクトの新規作成直後は、中央の編集画面にHTMLのコードが見えますよね。編集画面の下部を見ると[ソース]が選択されているのが分かります。つまり、この表示モードはコード・エディタです。
このコード・エディタの編集画面でコードを直接編集してもコントロールを配置できますが、VS 2008による開発ではより視覚的に簡単に操作するための表示モードが用意されているので、通常はそちらを使います。表示モードを[ソース]から[デザイン]へ変えてみましょう。
[デザイン]タブをクリックしてください。これで真っ白な編集画面に切り替わったはずです。この表示モードがWebフォーム・デザイナです。Webフォーム・デザイナは、ブラウザを通してWebページを見るのに近いため、直感的・視覚的にページを作成・確認できます。
編集画面の左側に[ツールボックス]があります。ここから必要なコントロールをWebフォーム・デザイナ上にドラッグ&ドロップするだけでコントロールを配置できます。
まずはちょっとだけ練習をしてみましょう。
[ツールボックス]から「Label」をWebフォーム・デザイナ上にドラッグ&ドロップします。すると、「Label」という部品がWebフォーム・デザイナに配置されます。
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ドラッグ&ドロップによるLabelコントロールの配置 |
Labelコントロールは、文字を表示させるためのものです。次はいま配置した「Label」に、文字列を表示させてみましょう。
配置したLabelコントロール「Label」を右クリックしてください。コンテキスト・メニューが表示されるので、[プロパティ]を選択します。すると、編集画面の右側に[プロパティ]ウィンドウが表示されますので、[Text]というプロパティ項目の内容を「Label」から「おぎゃー!」に変更しましょう。
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Labelコントロールのプロパティ項目の変更 |
ここまでできたら、ブラウザ上ではどんなふうに見えるのか試してみましょう。
VWD 2008のメニュー・バーより[デバッグ]−[デバッグ開始]をクリックします。ここでは「デバッグ」という言葉は気にしないでください。後で説明します。
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Webページをブラウザで実行 |
初めての実行のときだけですが、このとき[デバッグが無効です]というダイアログが表示されます。チェックを変えないまま[OK]ボタンを押してください。
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[デバッグが無効です]ダイアログ |
実行されると、ブラウザが立ち上がり、「おぎゃー」と書かれたWebページが表示されます。
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ブラウザ上でのWebページの実行 |
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